LENDEX業務部の石野です。
不動産投資を行う方の中には、国内だけではなく海外不動産投資を検討している方もいるかもしれません。
投資する際にはそのメリットやデメリットについて詳しく知りたいと思うでしょう。
そこで今回は、海外不動産投資のメリットとデメリットについてお伝えします。この記事を通じて、海外不動産投資に関する理解を深め、自身に適した投資方法を判断する際にお役立てください。
海外不動産投資のメリット
海外不動産投資のメリットは、高い利回りでの運用や将来の売却益が狙えることです。また、国内外に資産を保有することで、資産分散によるリスク軽減が期待できます。
これらのメリットを理解することで、海外不動産投資を具体的に検討することが可能になります。
ここでは、海外不動産投資のメリットについて見ていきましょう。
高い利回りで運用可能
海外不動産投資のメリットの一つは、高い利回りが期待できることです。特に人口増加などが著しい成長国では、不動産の需要が高まり、利回りが向上する傾向があります。そのため、一定の家賃収入が期待できます。
売却益が狙える
新興国など、不動産需要の高まる国では、家賃収入だけでなく売却益を狙うことも可能です。不動産価格の上昇が見込まれる場合、将来的な戦略を練りやすく、インカムゲインとキャピタルゲインの両面から利益を追求できます。
※インカムゲインとキャピタルゲインについては過去のブログから確認できます。
資産分散によるリスク軽減
海外不動産投資を始めることで、資産の分散化が可能となり、リスクを軽減することができます。例えば、日本国内の不動産にのみ投資する場合、大規模な災害などが発生した際には大きな影響を受ける可能性があります。しかし、国内外に不動産を保有することで、ポートフォリオを多様化させ、リスクを分散し、長期的な安定経営を実現することが可能です。
海外不動産投資のデメリット
海外不動産投資を検討する際には、カントリーリスクや為替リスクへの警戒が必要です。また、金融機関からの資金調達が難しい可能性も念頭に置かなければなりません。
デメリットを理解しておくことで、適切なリスク対策を講じやすくなります。
ここでは、海外不動産投資のデメリットについて見ていきましょう。
カントリーリスクの考慮が必要
海外不動産投資を検討する際には、カントリーリスクを考慮することが重要です。特に新興国など、政治や経済の安定性に疑念がある国では、デフォルト、内乱・内戦、テロなどの様々な要因で不動産価格が大幅に下落する可能性があります。
また、日本と同様に地震やハリケーンなどの自然災害によって大規模な被害が発生する可能性もあります。海外不動産への投資を検討する場合、国内と異なる環境下にあることを十分に理解することが大切です。
為替リスクへの警戒が重要
海外不動産投資のデメリットの一つは、為替リスクがあることです。家賃収入や物件の売却による収益などは、日本円ではなく現地通貨で受け取ることになります。そのため、為替レートの変動によって、収益が減少し、赤字に転落する可能性がある点に留意が必要です。
為替レートの変動によっては収益が増加する可能性もありますが、逆に減少することも考慮して、海外不動産経営を計画する際には慎重な対策が求められます。
金融機関からの資金調達が難しい可能性
金融機関からの資金調達が難しい可能性があることも、海外不動産投資のデメリットとされます。海外不動産投資に対応した国内の金融機関は限られている傾向があります。
また、海外の金融機関から融資を受ける場合、言語的な壁を乗り越える必要があり、融資基準も簡単なものではありません。
思い通りの融資を得ることが難しい可能性も考慮し、綿密な資金計画を立てることが必要です。
まとめ
今回は、海外不動産投資のメリットとデメリットについて紹介しました。
海外不動産投資は、高い利回りでの運用や将来の売却益を狙えること、資産分散によるリスク軽減などのメリットが期待されます。しかし、その一方でカントリーリスクや為替リスク、資金調達の難しさなど、デメリットやリスクも存在します。
これらのメリットとデメリットを理解した上で、海外不動産投資を検討することが重要です。
まだまだ融資を受けるのが難しいなど問題点も有る海外不動産投資。
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