「円安の時は何に投資すればいい?」と考えてはいませんか?
円安では円売り・ドル買いによってキャピタルゲインを出しやすいため、どのような金融商品に投資すれば良いか気になる方も多いでしょう。
本記事では、円安時におすすめの投資を5つ厳選して解説します。
日本の円安の進行状況や投資する際の注意点も合わせて紹介しているため、投資を始めようと思っている方は、ぜひ最後までご覧ください。
円安とは?円高との違いも解説
円安は過去の為替レートと比較して円の価値が安くなっている状態で、たとえば1ドル100円が150円に上がった場合を指します。
日本円が増えているから円高と思う方もいるかもしれません。
しかし、1ドルを購入するのにより多くの日本円が必要になり、円の価値が相対的に低くなるため円安と言われています。
その反面、1ドル100円が90円に下がると日本円の価値が高くなり、円高になります。
円安のメリット
1米ドルが100円と150円のケースを考えてみましょう。
まず円安には、輸出企業の利益が上がるというメリットがあります。
輸出企業が1,000米ドルのPCをアメリカで販売して売上を日本に送金する場合、円安になることで売上に差が出ます。
1米ドルあたりの日本円の価値 | 売上高 |
100円 | 1,000 × 100 = 100,000円 |
150円 | 1,000 × 150 = 150,000円 |
1米ドルあたりの日本円の価値と売上高をまとめた表
また、訪日外国人観光客が増加してインバウンド消費も期待できます。
10,000円の日本酒を日本で購入した場合、円安になればなるほど必要な米ドルが少なくなります。
1米ドルあたりの円の価値 | 必要な米ドル |
100円 | 10,000 / 100 = 100ドル |
150円 | 10,000 / 150 = 約67ドル |
1米ドルあたりの円の価値と必要な米ドルをまとめた表
円安のデメリット
円安時のデメリットは、海外からの輸入品や外国製品が値上がりすることです。
日本は多くの商品を輸入に頼っているため、商品の値上がりで個人の生活に打撃を与えています。
また、輸入コストが高くなって輸入産業の売上も下がってしまいます。
日本の円安はいつまで続くのか
2022年は1ドル=125円台だったものが、2024年7月現在は1ドル=160円台の状態が続いており、わずか2年の間で35円も上がっています。
日本で円安が続いている原因は、日本とアメリカの金利差です。
アメリカは好景気で金利が上昇しており、金利を下げて不景気になることに消極的です。
一方、日本は低金利状態が続いていますが、金利を上げる対策をしていません。
日本政府は景気を良くするために国債を発行しており、金利を上げると国債の追加発行時により高い利子を支払う必要があるため、金利を低いままにしています。
日本がいつ円安から脱却できるのかは一概には言えませんが、日本政府が低金利政策を継続している間、円高は期待できないでしょう。
円安の時におすすめの投資5選
円安によって生活が困窮するのを回避するには、投資によるインカムゲインやキャピタルゲインで利益を出す必要があります。
円安時におすすめの投資を5つ厳選してご紹介します。
- 株式投資
- 投資信託
- 外貨預金
- FX
- 外国債券
ご自身の資産や生活状況に合った投資を選択してください。
株式投資
株式投資は、企業の株を売買して売却益や配当金、株主優待などを得る投資です。
インバウンド消費で売上増が期待できる企業や輸出関連企業に投資をすれば、円安を利用して中長期的に資産運用ができます。
今後円安が急速に進めばハイリターンが期待できる一方、企業の経営破綻や倒産によって株価が暴落して大損するリスクもあります。
そのため、定期的にニュースや株価をチェックしたり、分散投資でリスクを最大限回避したりしましょう。
投資信託
資産運用をファンドマネージャーや投資顧問といった専門家に任せる投資が、投資信託です。
円安を利用して利益を出すには、輸出に力を入れている日本企業の株などを含む投資信託や、金融商品の売買や利息の支払を外貨で行う外貨建て投資信託などを購入する必要があります。
また、複数銘柄に分散投資することでボラティリティ(価格の上下変動)をできるだけ抑えられるため、投資信託はリスクヘッジの効果があります。
しかし、信託であっても元本割れがある点や、販売手数料・信託報酬・信託財産留保額という3つのコストがかかる点に留意してください。
外貨預金
外貨預金は、日本円を外貨で購入して預ける投資です。
日本は超低金利であり日本円で預金してもほとんど利息がつかないため、金利が高い外国の通貨で預金する方が高利回りを期待できます。
また、米ドル・豪ドル・ユーロなどの複数の外貨に分散投資をしてリスクを抑えられます。
しかし、為替手数料が比較的高く、短期間で外貨を日本円に戻すと元本割れが発生して損しやすい点に注意が必要です。
FX
FXは外国為替証拠金取引とも呼ばれており、2国間の通貨を売買して売却差益とスワップ収益という2種類の利益が発生する投資です。
FXでは最初に証拠金を預ける必要がありますが、このお金にレバレッジをかけてハイリターンの取引もできます。
レバレッジは最大25倍まで設定可能ですが、円高による大損で証拠金が不足すると、資金を追加しなければなりません。
為替差損を防ぐためにも、レバレッジは数倍程度に留めておきましょう。
外国債券
外国債券は、発行体・発行市場・通貨のいずれかが外国のものである債券です。
米ドル建てからユーロ建て、2国間の通貨を使うデュアル・ カレンシー債まで、外国債券はさまざまです。
国内債券と比較すると利子が高く、円安による為替差益や高利回りが期待できます。
しかし、政治・経済が悪化して外国債券の価値が下落するカントリーリスクがあります。
また外国債券は流動性が低い傾向にあるため、希望額で売却できない場合がある点にもご注意ください。
円安時に投資する際の注意点
円安時には、円売り・ドル買いをすることで売却益を出しやすいメリットがありますが、投資する際には以下の点に注意する必要があります。
- 将来円高になることもある
- 短期間で稼ごうとしない
- 手数料がかかることが多い
- 投資額を高く設定しすぎない
とくに、株式投資やFXなどのハイリスクハイリターンの投資を始めようとしている方は、参考にしてください。
将来円高になることもある
日本は円安の状態が続いていますが、今後円高になる可能性もあります。
円高の場合、ドルを日本円に変えると大損する可能性が高いため、日頃からニュースや為替レートをチェックして投資額をコントロールする必要があります。
短期間で稼ごうとしない
投資は中・長期間運用するのが原則であり、円安に乗じて決して短期間で稼ごうとしてはいけません。
たとえば外貨預金の場合は為替手数料が高いため、短期間で外貨を日本円に戻すと元本割れが起きる可能性が高くなります。
また、為替レートの変動で一喜一憂して、株や通貨などを売買する際に冷静な判断ができなくなる恐れもあります。
手数料がかかることが多い
投資では以下の手数料がかかることが多くあります。
- 販売手数料
- 信託報酬
- 信託財産留保額
- 口座開設費
- 解約手数料
- 為替手数料
円安時の利益よりも手数料が上回ると元本割れなどが発生しやすいため、できるだけ手数料がかからない、または安い投資を選択する必要があります。
投資額を高く設定しすぎない
投資を始めたての方は、投資額を高くしすぎないことも大切です。
円売り・ドル買いで利益が出やすい状態であっても、為替レートが高騰・暴落して損することもあるためです。
まずは100〜1,000円と少額から投資をスタートし、慣れてきたら徐々に金額を上げていきましょう。
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円安と投資に関するよくある質問や疑問
円安と投資に関して、以下のような質問が寄せられています。
- 円安の時、何に投資すればよいですか?
- 円安時にやるべきことは何ですか?
- 円安の時に米国株を買うとどうなる?
それぞれをQ&A形式でお答えするため、円安と投資についての疑問を解消したい方はご覧ください。
円安の時、何に投資すればよいですか?
円安時は以下の金融商品に投資するのがおすすめです。
- 株式投資
- 投資信託
- 外貨預金
- FX
- 外国債券
ただし、円安はいつまでも続くとは限らないため、キャピタルロスが発生しないように普段から為替レートを確認する必要があります。
円安時にやるべきことは何ですか?
円安時には、以下のような金融商品を購入するべきです。
- 輸出やインバウンド関連企業の高配当株や割安株
- 外貨建て投資信託
- 利回りが高い外国債券
インカムゲインとキャピタルゲイン両方の収益を得られる可能性が高くなります。
円安の時に米国株を買うとどうなる?
円安時に米国株を購入した場合、株価が一定であれば売却差益や配当金、株主優待などを得られる可能性があります。
しかし、たとえ円安でも企業の業績悪化や倒産で株価暴落し大損するリスクもあるため、要注意です。
円安時には外貨預金やFXなどの投資で稼ぐのがおすすめ
円安時には、株式投資や投資信託、外貨預金やFXなどの投資をするのがおすすめです。
円売り・ドル買いによってキャピタルゲインが発生し、中長期的な資産形成ができます。
しかし、日本では長期的に円安が続いていますが、今後円高になる可能性もあります。
元本割れなどのリスクを最大限回避するには、短期間で利益を出そうとしたり投資額を高くしすぎたりしてはいけません。
なお、円安・円高に影響されない投資を始めたい方は、融資型クラウドファンディングであるLENDEXの利用もご検討ください。
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