「ロボアドバイザーって本当におすすめなの?」
「デメリットや注意点が知りたい!」
このような疑問にお答えします。
ロボアドバイザーは、投資の知識が少ない方でも手軽に資産運用を始められるサービスとして注目されています。
しかし、「手数料が高い」「期待するリターンが得られない」など、注意すべきポイントも存在します。
本記事では、ロボアドバイザーをおすすめしない理由を徹底解説し、代替となる投資方法についてもご紹介します。
自分に合った投資法を見つけたい方や投資で失敗したくない方は、ぜひご覧ください。
ロボアドバイザーとは?
ロボアドバイザーとは「AIやアルゴリズムを活用して資産運用を自動で行う投資サービス」のことです。
投資家のリスク許容度や目的に応じて最適な資産配分を提案し、運用から調整(リバランス)までを自動化してくれます。
手間をかけずに投資を始められる点が大きな魅力で、特に投資初心者や忙しい人に支持されている投資サービスです。
ロボアドバイザーの種類
種類 | 補足 |
---|---|
投資一任型 | 初心者向けで、運用や売買まで全てを任せるタイプ |
助言型 | 知識がある人向けで、投資のアドバイスのみで運用は自分で行うタイプ |
ロボアドバイザーは手軽に始められる一方で、手数料やリターン面での注意が必要なため、特徴や仕組みを理解して利用することが大切といえるでしょう。
ロボアドバイザーをおすすめしないと言われる5つの理由
ここからは、ロボアドバイザーをおすすめしないと言われる理由として、以下の5つを解説していきます。
- 手数料が高い場合がある
- 投資アルゴリズムには限界がある
- 期待するリターンが得られないことがある
- 投資初心者の教育には繋がらない
- サービス停止や変更のリスクがある
ロボアドバイザーは手軽に始められる資産運用として注目されていますが、本章を参考にいくつかのデメリットや注意点を理解しましょう。
①手数料が高い場合がある
ロボアドバイザーの手数料は、一般的に年率0.5〜1%程度とされています。
長期運用では、手数料が投資収益を圧迫する可能性があります。
たとえば、年間1%の手数料で100万円を10年間運用する場合、運用利益とは別に手数料だけで合計10万円以上が引かれる計算になります。また、投資信託やETFの信託報酬が発生するケースもあるため注意が必要です。
②投資アルゴリズムには限界がある
ロボアドバイザーは、あらかじめ設定されたアルゴリズムから資産運用を行います。
しかし、アルゴリズムには柔軟性がなく、突発的な市場変動や特殊な状況に対応しきれない場合もあるでしょう。
たとえば、経済危機やパンデミックのようなイベントが発生した際、過去のデータに基づいて行動するため、リスク回避が遅れる可能性があります。
一方、経験豊富な投資家やファンドマネージャーは市場の状況を見ながら柔軟に対応できるため、必ずしもロボアドバイザーが最適な判断をするとは限りません。
③期待するリターンが得られないことがある
ロボアドバイザーは分散投資が前提ですが、その分リターンが平準化されやすい特徴があります。
短期間で大きなリターンを狙う投資ではなく、安定志向の運用が中心です。
そのため、市場の状況によっては「期待していた利益が出ない」「普通に運用しても同じリターンが得られたのでは?」と感じることもあるでしょう。
手数料が差し引かれることで、実質的なリターンが低くなることも少なくありません。
④投資初心者の教育には繋がらない
ロボアドバイザーは全てを自動で行ってくれるため、投資の知識や経験を身につける機会がほとんどありません。
投資初心者にとって、投資のプロセスや市場の仕組みを理解することは非常に重要です。
しかし、ロボアドバイザーに任せきりにしてしまうと、運用内容やリスクを深く理解しないままになってしまい、将来的に自分で投資判断を行う力が育ちません。
投資は知識を積み重ねることで成長するものです。ロボアドバイザーに依存し続けることで、いつまでも「受け身の投資家」から抜け出せないリスクがあるといえるでしょう。
⑤サービス停止や変更のリスクがある
ロボアドバイザーは比較的新しいサービスであり、運営会社の経営状況によってはサービス停止や変更のリスクが存在します。
たとえば、運営会社が撤退や倒産した場合、投資していた資産の移管手続きや引き出しが必要になります。
資産自体は分別管理されているため安全ですが、サービス終了による手間や心理的なストレスはあるでしょう。
また、運営方針や手数料体系が変更されることもあり、これまでの運用方針が急に変わるリスクも考慮する必要があります。
上記の理由から、ロボアドバイザーは手軽な反面、コストやリターンの面で期待外れになる可能性があることを理解しておきましょう。
利用する際はメリットとデメリットを把握し、自分に合った投資方法かどうか見極めることが大切です。
ロボアドバイザーにメリットはあるの?
ここからは、ロボアドバイザーを活用することによるメリットを紹介します。
- 手軽に始められる
- 自動的なリバランス機能がある
- 少額から分散投資ができる
- 感情に左右されない
- 税金対策のサポートがある
投資初心者や知識のない方は、本章を参考にロボアドバイザーのメリットも理解しておきましょう。
手軽に始められる
ロボアドバイザーの最大のメリットは、手軽さです。
投資を始める際に必要な作業は、数分程度の簡単な質問に答えて自分のリスク許容度を診断するだけ。
その後はロボアドバイザーが自動で資産配分を決定し、ポートフォリオを構築してくれるため、投資経験や知識がなくても問題ありません。
さらに、証券口座の開設から投資商品の購入までを一括してサポートするサービスも多く、初めての投資でも迷わず進められるのが魅力です。
自動的なリバランス機能がある
ロボアドバイザーは、投資資産の配分が崩れた際に自動でリバランスを行います。
リバランスとは、株式や債券などの資産配分を定期的に調整して、最初に決めた運用方針に戻す作業のことです。
たとえば、株価が上昇してポートフォリオの株式比率が高くなった場合、ロボアドバイザーが自動で債券などに資産を振り分けてバランスを整えます。
結果として、リスクを抑えながら安定した運用を続けられるため、投資初心者でも安心して任せられる投資といえます。
少額から分散投資ができる
ロボアドバイザーは少額投資に対応しているため、まとまった資金がなくても資産運用を始められます。
また、少額でも複数の投資商品(株式、債券、不動産など)に分散投資を行うため、リスクを分散しながら効率的な運用が可能です。
自分で分散投資を行おうとすると手間やコストがかかりますが、ロボアドバイザーなら自動で最適な配分を提案してくれるため手間がかかりません。
感情に左右されない
投資では、相場の変動に一喜一憂して冷静さを欠き、感情的な判断をしてしまうことがあります。しかし、ロボアドバイザーは、あらかじめ設定されたアルゴリズムにもとづき運用を続けます。
たとえば、株価が急落した場合、多くの投資家は慌てて売却しがちですが、ロボアドバイザーはデータから判断し運用を続けます。
結果として、投資家の感情に引きずられて失敗するリスクを抑えられる場合があります。
税金対策のサポートがある
一部のロボアドバイザーには、税金対策機能が備わっているものがあります。
たとえば、利益と損失を相殺して税金を軽減する「損出し」の機能や税制優遇制度(NISAやiDeCo)に対応した運用を行うサービスなど。
税金対策を自分で行うのは複雑で手間がかかりますが、ロボアドバイザーを利用すれば自動で効率的な税金対策が行えるため、手間を省きながら手取りの運用益を最大化できます。
以上のように、ロボアドバイザーは投資初心者や忙しい人にもメリットがあります。
しかし、手数料やリターン面でのデメリットも存在するため、メリット・デメリットを理解した上で利用することが大切といえるでしょう。
ロボアドバイザーのデメリットを詳しく解説
ロボアドバイザーには手軽さや自動運用といったメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。
ここからは、手数料の仕組みや利用時の注意点、他の投資方法とのコストパフォーマンスについて詳しく解説していきます。
ロボアドバイザーの手数料の仕組みは?
ロボアドバイザーの手数料は、主に運用手数料(サービス利用料)と信託報酬(投資商品のコスト)で構成されています。
- 運用手数料:ロボアドバイザーの利用にかかる費用で、年率0.5〜1%が相場
- 信託報酬:投資信託やETFなど、運用商品の管理費用として別途発生
たとえば、年率1%の手数料で100万円を運用する場合、年間1万円の手数料が発生します。さらに、信託報酬が0.2%だとすれば、合計で1.2%のコストがかかります。
手数料が1%と0.2%の差だけで数十万円から数百万円の違いが出ることを理解しておきましょう。
ロボアドバイザーを利用する際に注意すべきことは?
ロボアドバイザーを利用する際には、以下の3つのポイントに注意が必要です。
ポイント | 補足 |
---|---|
手数料とリターンのバランス | 低リスク・低リターンの運用では手数料が利益を圧迫しやすいため、コストとリターンのバランスを確認する |
サービス内容とリスク | 市場が大きく変動した際には損失が発生するリスクがあることに加え、サービス提供会社が撤退する可能性もゼロではない |
運用方針の理解 | サービスごとに運用方針やリスク許容度が異なるため、内容を理解し、自分に合ったものを選ぶ |
上記を徹底することで、ロボアドバイザーのデメリットを軽減できるでしょう。
他の投資方法と比較した際のコストパフォーマンスはどうなの?
ロボアドバイザーと他の投資を比較すると、コストパフォーマンスで劣る場合があります。
インデックスファンドやETFと比較すると、手数料(信託報酬)は次のとおり。
- ロボアドバイザー:年1%前後
- インデックスファンド・ETF:年0.1〜0.5%
また、アクティブファンド(ファンドマネージャーが市場分析し、積極的に運用する投資信託)と比較すると、手数料は高くなりますが、高リターンを狙える可能性があります。
一方、ロボアドバイザーはアルゴリズムでの「機械的な運用」が中心のため、リターンの上限は比較的低くなりがちです。
投資経験がある人は自分で投資商品を選ぶことで手数料を抑えられますが、初心者にはハードルが高い点がデメリットといえます。
ロボアドバイザー以外のおすすめ投資法8選
ここからは、ロボアドバイザー以外のおすすめの投資法8選を紹介していきます。
本章を参考に、自分に合った投資方法を見つけてください。
①インデックス投資
インデックス投資は、市場全体の動きに連動する投資信託に投資する方法です。
日経平均やS&P500などの指数に連動して運用されるため、手数料が低く、初心者でも始めやすいのが特徴。
長期運用を前提にしているため、時間を味方につけて安定したリターンを目指せます。
手間をかけたくない人やコツコツ資産形成をしたい人に向いている投資といえるでしょう。
②ETF(上場投資信託)
ETFは、インデックス投資と同様に市場の指数に連動しますが、リアルタイムでの取引が可能です。
手数料(信託報酬)が低く、少額から分散投資ができます。
1口数千円程度から購入でき、国内外の株式、債券、商品(コモディティ)など幅広い種類がある点が特徴です。
③個別株投資
個別株投資は、企業の株式を購入し、株価の値上がり益や配当金を狙う投資法です。
将来成長しそうな企業に投資することで大きな利益を得る可能性がある一方、リスクも高く、銘柄選定のスキルが求められます。
知識を身につけて取り組めば大きなリターンも期待できるでしょう。
④バランス型投資信託
バランス型投資信託は、株式、債券、不動産など複数の資産に分散投資する投資信託です。
1つの商品を購入するだけで、自動的に分散投資が行われるため、リスクを抑えながら安定した運用ができます。
投資初心者や資産配分を自分で考えるのが難しい人に向いている投資といえるでしょう。
⑤債券投資
債券投資は、国や企業に資金を貸し出し、利息収入を得る投資法です。
国債や社債が代表例で、株式投資よりリスクが低く、安定したリターンを狙えます。
安全志向の投資家や資産を守りたい人におすすめですが、リターンは比較的低いため、大きな利益を狙う投資には向いていません。
⑥不動産投資(REIT含む)
不動産投資は、物件や不動産投資信託を通じて賃料収入や値上がり益を得る方法です。
少額から投資でき、複数の不動産に分散投資されるため、リスクが軽減されます。
不動産はインフレ対策にも有効で、長期的な安定収入を求める人に向いていますが、物件購入の場合は初期費用が高く、管理の手間も考慮が必要です。
⑦つみたてNISA・iDeCo
つみたてNISAとiDeCoは、税制優遇が受けられる投資制度です。
- つみたてNISA:年間40万円までの投資が対象で、運用益が最長20年間非課税。少額から始められるため、初心者にもおすすめ
- iDeCo(個人型確定拠出年金):老後資金の積み立てに特化し、掛け金が全額所得控除対象。節税しながら運用ができる
どちらも長期投資に適しており、安定して資産を増やしたい人には最適な制度です。
⑧融資型クラウドファンディング
融資型クラウドファンディングは、事業者へ資金を貸し出し、その利息収入を得る投資法です。
少額から始められ、利回りが比較的高いのが特徴で、銀行の預金よりも高い収益を狙えるため、ミドルリスク・ミドルリターンを求める投資家に向いています。
ただし、事業者の信用リスクや返済遅延の可能性もあるため、投資先の見極めが重要といえます。
上記のように、ロボアドバイザー以外にもさまざまな投資方法があります。
それぞれの特徴を理解し、自分の投資スタイルや目的に合わせて最適な方法を選びましょう。
投資方法に悩んでいる方はLENDEXの「融資型クラウドファンディング」がおすすめ
ここまでさまざまな投資方法を紹介しましたが、投資方法に悩んでいる方はLENDEXの「融資型クラウドファンディング」がおすすめです。
おすすめポイントは、次のとおり。
- 高い利回りが期待できる:6~10%の期待利回り
- コストが安い:出金手数料、維持手数料は無料
- 少額投資も可能:2万円~投資可能
さらに、累計運用総額が「400億円以上」の実績を誇り、多くの企業や投資家からの需要もあります。
口座開設は無料のため、興味のある方はぜひ口座開設から始めてみましょう。
ロボアドバイザーをおすすめしない理由を理解し、自分に合った投資方法を選択しよう
ロボアドバイザーは手軽に始められ、分散投資が自動で行える点から、投資初心者や忙しい方にとって便利なサービスです。
しかし、手数料の高さやリターンの平準化、投資経験が身につかない点などがデメリットとして挙げられるため、おすすめはできません。
一方で、「もっと高い利回りを狙いたい」「コストを抑えたい」と感じる場合は、LENDEXの融資型クラウドファンディングがおすすめです。
本記事を参考に自分に合った投資法を見つけ、資産運用の第一歩を踏み出しましょう!