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投資を始めるタイミングとは?初心者が押さえるべきポイント

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初心者が投資を始めるための最適なタイミングは?

投資に興味はあるけれど、「いつ始めればいいの?」と迷っていませんか?初心者が投資に踏み出せない理由の多くに、“始めるタイミングの迷い”が多く挙げられます。今回は、その不安を解消するヒントをお届けします。

投資を始めるタイミングに“正解”はあるのか?

実際のところ、投資を始める時期に絶対的な正解はないと言われています。一般的には、就職・結婚などのライフステージの変化や、余裕資金ができたことをきっかけに投資を始める方が多いようです。

しかし、投資を始めるタイミングは、多くの方にとって悩ましいテーマです。特に初心者の方にとっては、「いつ始めればいいのか」を判断するのが難しいと感じることも多いでしょう。

理想を言えば、市場が割安なタイミングでスタートできるのが望ましいですが、その時期を正確に見極めるのはプロでも難しいものです。

理論上は、「価格が安いときに買って、高いときに売る」ことができれば、より高いリターンを得ることができますが、「今はまだ始めるべきではないのでは」「もう少し価格が上がってからにしよう」と考えているうちに、投資のチャンスを逃してしまうケースも見受けられます。

初心者には、分散投資からのスタートがおすすめ

投資を始める際には、「損をしてしまうのでは」と不安を感じる方も少なくありません。そんな初心者の方におすすめなのが、「分散投資」です。

分散投資とは、特定の資産やタイミングに集中するのではなく、さまざまな資産に投資先を分けることで、リスクを抑える方法です。

たとえば、株式だけでなく、債券や不動産投資信託(REIT)など値動きの異なる資産を組み合わせることで、一部の資産が値下がりしても、他の資産の値上がりで損失をカバーできる可能性があります。

さらに、時間の分散も重要なポイントです。まとまった資金を一度に投資するのではなく、積立投資のように少しずつ投資していくことで、高値・安値どちらの局面でも購入することになり、結果的に購入価格を平均化する効果が期待できます。

思い立った“今”こそ、投資のはじめどき

「いつ投資を始めるのが一番良いタイミングですか?」という質問はよくありますが、その答えを事前に知ることはほとんど不可能です。相場の先行きを正確に予測するのは非常に難しく、思い立った“今”こそが、自分にとって最適なスタートタイミングと考えるのが現実的です。

最初は不安を感じることもあるかもしれませんが、少額からの積立投資や分散投資であれば、大きなリスクを取らずに投資経験を積んでいくことができます

将来の資産形成のためにも、今できる小さな一歩を踏み出すことが、長期的な成果につながる第一歩になるはずです。

投資を早く始めるメリットは?

長期運用による複利の効果

投資を早く始める最大のメリットは、複利の効果を長期間享受できることです。

複利とは、運用で得た利益をさらに再投資することで、利益が利益を生む仕組みです。時間が経つほど雪だるま式に資産が増え、運用期間が長いほど効果は絶大です。

例えば、25歳から毎月1万円を年利5%で投資した人と、35歳から同じ条件で始めた人では、65歳時点で前者は後者よりも大きな資産を築けます。数字で言えば、月1万円・年5%で40年間積み立てた場合、元本480万円が約1,220万円に成長するのに対し、30年間では元本360万円が約820万円にしかなりません(概算)。約10年の差で400万円もの差が生まれるのです。

さらに、単利(利益を再投資しない)と複利では長期で大きな差が出ます。野村證券のデータによると、元本100万円を年利4%で30年運用した場合、単利だと120万円の利益が出ますが、複利だと約160万円の利益となり、40万円もの差がつくという例もあります。このように、早く始めて長く続けることで複利のパワーを最大限に引き出せるのです。

投資経験を積み、心理的な耐性がつく

投資を早く始めることで、市場の経験値を積むことができます。若いうちに小さな成功や失敗を経験しておくと、将来大きな金額を運用する際に役立ちます。

例えば、20代で株価の暴落や急騰を経験しておけば、40代で資産運用が本格化したとき、感情に振り回されずに行動できる可能性が高まります。投資には心理的な側面(プロスペクト理論など)があり、含み損を抱えたときのストレスや、利益が出たときの過信などに対処するには慣れが必要です。早めに投資を始めておけば、小額で失敗から学ぶ機会を得られ、リスク管理やメンタルコントロールの技術が身につきます。

また、長く市場に関わることで経済や金融の知識も自然と増えます。結果的に、大切な資金を運用する中高年期に、市場のボラティリティ(変動)に冷静に対応でき、成功確率を高められるでしょう。

老後資金など資産形成の余裕が生まれる

早くから投資で資産形成を始めると、将来の選択肢が広がります

例えば、30代である程度の資産が形成できていれば、マイホーム購入の頭金に充てたり、子どもの教育資金を計画的に準備したりできます。さらに、老後資金についても20代・30代から準備を始めれば、60代になってから焦る必要が少なくなります。

将来に向けた資産形成に余裕が生まれると、仕事面でも心理的な安定が得られ、「いつでも早期リタイアできる」というFIRE的な選択肢も視野に入るかもしれません。また、早くから投資を続けて大きな資産を築けば、セミリタイアや好きな仕事への転職など人生の柔軟性が増します。

目標設定の面でも「50歳までに資産○○円」など具体的なゴールを立て、それに沿って運用計画を練ることができます。保険の高額プランに無理に加入せずに済むなど、他の金融面でもコスト削減が図れるケースもあり、時間を味方にした資産形成は将来の経済的自由度を高め、人生設計を豊かにするのです。

投資を早く始めるために必要なこと

少額投資から始める

「投資を始めたいけど不安…。」という初心者の方は、少額投資からスタートするのがおすすめです。

日本には積立NISAという、年間40万円までの投資額が非課税になる制度があります。毎月にすると33,333円程度で、無理のない範囲で積み立てられます。積立NISA対応の商品は、多くが投資信託で、リスク分散されたパッケージ商品なので初心者でも始めやすいです。

また、近年人気のロボアドバイザーを利用すれば、質問に答えるだけで自分に合ったポートフォリオを提案してくれて、運用まで自動化できます。

さらに、LENDEX(レンデックス)のような融資型クラウドファンディングでは、2万円という少額から投資可能で、年利7~8%程度の利回りが期待できる案件が豊富です。融資型クラウドファンディングはソーシャルレンディングとも呼ばれ、値動きを日々気にする必要がないため、ほったらかし投資にも適しています。

このように、少額から始められる仕組みを活用すると、資金面のハードルが下がり、一日も早いスタートが切りやすくなるでしょう。

リスク許容度を把握する

投資を始める前に、まず自分のリスク許容度を知りましょう。リスク許容度とは、資産の価格変動にどの程度耐えられるかという心理的・財政的な度合いです。

ネット上には無料の投資診断ツールや証券会社のリスクプロファイリングがあります。それらを活用して、「どれくらいのリスク資産を持っても大丈夫か?」をチェックしてみてください。この診断結果に応じて、株式と債券の比率などおおまかなポートフォリオ方針が分かります。初心者は無理をせず、債券やインデックス投資を中心にするなど、守りを固めた戦略から始めると安心です。

また、投資を始めた後も、定期的にリスク許容度を見直しましょう。ライフステージの変化や投資経験を積むことで、リスク許容度は変わり得ます。リスクを取りすぎていないか、あるいは余裕があるのにリスクを取らなすぎて機会損失していないかを点検することで、最適なリスクとリターンのバランスが保てます。

家計の見直しを行い余剰資金を確保する

投資に回すお金は、必ず余剰資金であることが大前提です。生活費や当面必要なお金を除いた、当座使う予定のない資金を投資に充てましょう。そこで必要になるのが家計の見直しです。まず、毎月の収入と支出をリストアップし、黒字額(貯蓄に回せる金額)を把握します。固定費の削減や、保険料の適正化、サブスクの整理などを行い、投資に回せる余力を作ります。一般的な目安としては、収入の20%程度を貯蓄・投資に回せると理想的と言われます(前述の50/30/20ルール)。

例えば、手取り月収が30万円なら、その20%である6万円を貯蓄・投資に回すイメージです。この中から、まず緊急用の預貯金を確保し(目安として生活費3〜6ヶ月分)、その上で余ったお金を投資に振り分けます。家計簿アプリやエクセルを使って家計を管理し、ムダ遣いを減らすことも重要です。コーヒー代や外食費を見直し、浮いたお金を投資に回すなど、小さな積み重ねが将来大きな差になります。

自分に合った投資金額の決め方

生活費と投資のバランス

投資金額を決める際は、生活費とのバランスが第一です。絶対に避けたいのは、生活費を切り詰めすぎて投資に回し、日々の生活が困窮することです。

基本的に、生活費(必須支出)と娯楽費(任意支出)をまかない、なおかつ貯蓄ができている状態で、その一部を投資に充てます。家計簿を付けている場合は、1ヶ月の余剰資金がいくらか把握しましょう。仮に毎月3万円余るなら、そのうち1〜2万円を投資に、残りを預貯金として蓄えるなどの配分が考えられます。

急に大きな額を投資すると心配になるものです。ですから、心地よく続けられる額からスタートすることが大事です。重要なのは金額より習慣化です。投資は継続が力を生みますので、生活費と無理なく両立できるラインで始めてみましょう。

短期的・中期的な目標に応じた資産配分

投資金額は目標によっても変わります。例えば、3年後に車の頭金を準備したいという短期目標と、20年後の老後資金という長期目標では、適切な投資商品も金額配分も異なります。

短期の目標の場合、大きく増やすより元本割れしないことが重要なので、投資額自体を抑えめにし、定期預金や短期債券、安定型の投資信託に留めるのが無難でしょう。

中長期の目標に対しては、毎月の積立額を逆算で決める方法もあります。例えば20年後に1000万円を作りたい場合、年利5%で複利運用すると仮定してシミュレーションすると、毎月約2万円前後の積立が必要、といった計算が可能です。このように目標額と運用期間から必要投資額を算出し、それを無理なく用意できるか検討しましょう。

貯蓄と投資の比率

貯蓄と投資のバランスは悩みどころですが、一般的な目安としては「緊急資金6ヶ月分 + αを貯蓄し、それ以上は投資へ」といった考え方があります。

緊急資金とは、病気・失業など予期せぬ事態に備えるお金です。例えば毎月生活費が20万円なら、120万円(6ヶ月分)は預貯金で確保し、それを超える資金は投資に回しても良い、という判断です。

また、年齢に応じた投資割合の目安として「100−年齢」を株式投資の割合にするというルールがあります。30歳なら株式70%・債券30%、50歳なら株式50%・債券50%というイメージです。これは年齢とともに守りを固める目安になります。加えて、貯蓄vs投資=1:1(50%ずつ)から始めてみて、慣れてきたら投資割合を増やす方法も良いでしょう。

初心者におすすめの投資商品の選び方

株式投資(個別株vsインデックスファンド)

初心者が株式投資を考える場合、まずインデックスファンドから始めるのが無難です。

インデックスファンドとは、日経平均やS&P500など市場全体の指標(指数)に連動する投資信託で、一つのファンドで数十〜数百社に分散投資できるため、個別企業のリスクが軽減されます。例えば、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)といった商品は、アメリカの主要500社にまとめて投資でき、長期的な実績も堅調です。

一方、個別株は特定企業の株式を直接買うことですが、個別企業の業績に大きく左右されるため、リスクもリターンもピンキリです。

株主優待や高配当を狙って個別株を購入する人もいますが、初心者はまず少額から投資信託(インデックス)で値動きに慣れ、その後興味があれば個別株にもチャレンジすると良いでしょう。個別株を選ぶ際は、業種を分散し、日本株・米国株など地域も分散することで、リスクを和らげられます。

債券、REIT(リスク分散の重要性)

株式と値動きの異なる資産として、債券REIT(不動産投資信託)も検討しましょう。

債券は国や企業が発行する借用証書で、定期的な利息収入が得られます。価格変動は株式ほど大きくなく、リスク分散に適しています。特に国債や投資適格社債は比較的安全な資産とされ、株式市場が不安定なときにも価格が安定する傾向があります。

REITは複数の不動産に投資する信託で、賃貸収入や物件売却益から収益を得ます。不動産を直接買うのは難しいですが、REITなら数万円から不動産投資が可能です。価格は市場で取引されるため上下しますが、高い分配利回り(年4~5%程度)を提供している銘柄もあります。

債券とREITはいずれも配当・利息という形で定期収入があるため、精神的な安定につながりやすいです。ポートフォリオにこれらを組み入れることで、株式市場が低迷していても一定の収入が得られ、トータルのリスクを抑えられます。異なる値動きをする資産を組み合わせることが、分散投資の肝となります。

投資信託、ETF(少額で分散投資)

初心者には、投資信託ETF(上場投資信託)もおすすめです。いずれも小口のお金で幅広い銘柄に投資できる金融商品で、プロが運用を代行してくれる点が特徴です。

投資信託は証券会社や銀行経由で購入でき、100円から積み立てできる商品もあります。アクティブファンドとインデックスファンドがありますが、手数料が安く分かりやすいインデックスファンドが初心者向きです。

ETFは証券取引所に上場している投資信託で、株式と同じようにリアルタイムで売買できます。ETFは買うタイミングを自分で決められる自由度がありますが、基本的には投資信託と中身は似ています。少額から分散投資できるこれらの商品は、投資デビューにはもってこいです。

注意点として、投資信託には信託報酬(運用管理費用)がかかるので、できるだけ低コストのものを選びましょう。幸い、最近は年0.1%以下の格安インデックスファンドも増えています。投資信託やETFから始めて、マーケット全体の動きに慣れてきたら、一部を個別株に切り替えるなどステップアップしていくとよいでしょう。

継続的にチェックしたい指標・データのポイント

経済ニュース

投資をする上で、定期的に経済ニュースに目を通す習慣をつけましょう。特にGDP成長率(国内総生産の伸び)は景気の健康診断とも言える指標で、国の経済成長がプラスなのかマイナスなのかを示します。GDPが高成長なら企業の業績も伸びやすく株価にプラス、逆にマイナス成長(景気後退)なら株価にはマイナス材料となりがちです。

インフレ率(物価上昇率)は前述の通り資産運用の前提条件に関わります。日本では長らく低インフレでしたが、最近は前年比3%を超える上昇も見られ、インフレ率>預金金利の状況が続いています。経済ニュースは日々多く流れますが、大きなトレンドとしてこれらの数字がどう動いているか押さえましょう。

また、日本だけでなくアメリカの経済指標にも注目が必要です。米国のGDP成長率やFRBの利上げ動向、米国の雇用統計などは、日本の株式市場にも影響します。経済ニュースをフォローするには、新聞、ネット記事、経済ニュースアプリなどを活用して、週に1回でも良いので主要経済指標の変化を確認することをおすすめします。

株式市場

日本株の代表指数である日経平均株価は、日本市場全体の雰囲気を掴むのに役立ちます。値動きをざっと見るだけでも、「今日は相場が良かった/悪かった」ということが分かります。日経平均が連日大きく動いているときは、それだけマーケットにニュース性があるため、要因を調べてみましょう。

海外ではS&P500指数(米国の大型株500社の指数)が世界の投資家に注目されています。S&P500が上がれば米国株好調、下がれば世界的にリスクオフムードという見方もできます。

また、NASDAQ指数(ハイテク株中心)やNYダウTOPIX(東証株価指数)なども補助的に見ると理解が深まります。過去のチャートも時々眺めてみましょう。5年、10年スパンで見ると、大きな上げ下げを繰り返しながら、長期的には成長しているトレンドが見えるかもしれません。指数を追うことで、市場のサイクルやボラティリティ(変動性)に慣れ、過剰に一喜一憂しないメンタルも養われます。

金融政策

中央銀行の動きも投資家は見逃せません。アメリカの中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)日本銀行(日銀)の政策は、株式や債券、為替市場に大きなインパクトを与えます。

FRBが利上げを決定すれば米国株が下落しやすくなり、円安ドル高が進む可能性があります。逆に利下げなら米国株は上昇、円高ドル安方向に動く傾向があります。

日銀についても、これまで長らくゼロ金利政策や量的緩和を続けてきましたが、インフレ状況によっては金融政策の転換(例えば利上げや緩和縮小)も議論されます。日銀が利上げに動けば、日本の債券利回りが上がり株式にはマイナス影響が出やすい一方、銀行株にはプラスになるなどセクターごとの影響もあります。

こうした政策動向は、定期的に発表されるFOMC(米公開市場委員会)の声明や、日銀の金融政策決定会合の結果で確認できます。大事なのは「今、金融緩和気味なのか引き締め気味なのか」という点です。投資戦略としては、緩和=リスク資産に強気、引き締め=慎重といった大局観を持つことができます。

少額から始める堅実投資「LENDEX」の融資型クラウドファンディング

LENDEXは、2万円という少額から始められるため、投資初心者にも取り組みやすい融資型クラウドファンディングです。想定利回りは年5~10%と、銀行預金よりも高いリターンが期待できるうえ、不動産担保ローンへの出資となるため、相場変動の影響を受けにくく安定した運用が可能です。

また、毎月の分配金があるため、継続的なインカムゲインを得られる点も魅力です。多くの案件に担保や保証が設定されており、万が一貸し倒れが発生しても、担保処分などで出資金の回収が図れます。

さらに、サービス開始以来、貸し倒れゼロの実績を誇る点も投資家にとって安心材料です。ただし、元本保証はないため、リスク分散が重要です。複数のファンドに少額ずつ分散投資することで、リスク軽減を図ることができます。

高利回りと安定運用を両立するLENDEXで、新しい資産運用を始めてみませんか?

まとめ:早めのスタートで将来に備えよう

「投資を始めるタイミング」に絶対的な正解はありませんが、市場環境や自身のライフステージを踏まえてベストな時を見極めることが重要です。20代から始める複利運用の威力は絶大であり、時間を味方につけることがいかに有利かデータが示しています。一方で、ライフイベントや経済情勢を無視して始めると思わぬ落とし穴があるかもしれません。本記事で解説したように、少額からコツコツ始めてリスク許容度を確認し、分散投資で安定を図りながら、経験値を積んでいくことが大切です。

最後に、投資はスタートが早いほど有利とはいえ、いつ始めても遅すぎることはありません。大事なのは「今日が人生で一番若い日」という気持ちで一歩を踏み出すことです。そして始めたからには、経済の基本指標やマーケット情報を追い、勉強と改善を継続していきましょう。

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