ローン総額(累計) 611億6,176万円 累計登録者数 24,966人

資産価値が落ちない物ランキングTOP10!時間とともに価値が上がるもの・今後価値が上がるものを解説

目次

資産価値が落ちない物ランキングTOP10【一覧で紹介】

資産価値が長期間落ちにくい物を、実物資産と金融資産の2部門に分けてTOP10形式で紹介します。長年価値を保ちやすいものを押さえて、堅実な資産形成の参考にしましょう。

実物資産部門TOP5(金・不動産・高級腕時計・ブランド品・宝石)

  1. 金(ゴールド)

    世界共通の価値を持つ安全資産です。発行体を持たず歴史上一度も無価値になったことがなく、景気不調時にも価値が安定する傾向があります。通貨やインフレに強く、希少性ゆえ価値が下支えされています。

  2. 不動産

    特に都市部の土地や良質な住宅ほど資産価値を維持しやすい傾向があります。国土交通省の基準地価(7月1日時点)では、東京23区の地価は13年連続で上昇しており、2025年は前年比約10.8%増となりました。供給が限られる好立地では、購入時より高い価格で売却できる例も珍しくありません。

  3. 高級腕時計

    ロレックスやパテックフィリップといった一流ブランド時計は中古市場で値崩れしにくく、資産として注目されています。特に限定モデルは希少性が高く需要が供給を上回るため、市場価値が極めて安定しており長期的に価値が下がらない究極の資産モデルとされています。

  4. ブランド品

    エルメスやルイヴィトンなど歴史ある高級ブランド品は資産価値を保ちやすい代表例です。例えばエルメスの「バーキン」や「ケリー」は職人手作りで生産数が限られており、希少価値が非常に高いため中古でも値下がりしにくい傾向があります。人気ブランドのネームバリューと限定供給が高値を支える要因です。

  5. 宝石

    ダイヤモンドは世界的に価値が認められていますが、近年は人工ダイヤの普及などを背景に、価格は全体として下落傾向にあります。一方で、高品質かつ大粒の天然ダイヤに限っては供給量が減少しており、希少性が相対的に高まっています。そのため、一般的なダイヤすべてが値上がりするわけではなく、資産価値を保ちやすいのは厳選された高品質品に限られる点が重要です。インフレ局面では、条件次第で実物資産として価値を維持する役割を果たすケースもあります。

金融資産部門TOP5(個人向け国債・投資信託・REIT・外貨預金・融資型クラウドファンディング)

  1. 個人向け国債

    国が発行する債券で、元本と利息が国によって保証されるため安全性が極めて高いです。市場金利に関係なく元本価格が変動しない設計で、最低金利も年0.05%保証されています。満期まで保有すれば元本割れリスクがなく、銀行預金より高い利回りが期待できることから注目を集めています。

  2. 投資信託

    株式や債券など複数の資産に分散投資する金融商品です。長期的に保有すれば複利効果で資産が雪だるま式に増え、運用を続けるほど増加スピードが加速しやすいとされています。市場の上げ下げによるリスクも長期運用で平準化され、安定したリターンを得やすい傾向があります。少額から積立でき、初心者の資産形成にも適しています。

  3. REIT(不動産投資信託)

    不動産に小口投資できる商品で、賃料収入を原資に安定した分配が期待できます。制度上、利益の90%超を投資家に分配する仕組みとなっており、分配利回りはおおむね4~5%前後と、株式配当と比べても高い水準で推移しています。換金性も高く、少額から不動産収益を得られる手段として人気があります。

  4. 外貨預金

    米ドルなど外貨で行う預金で、円資産にはない通貨分散効果があります。為替相場の変動により円安が進めば外貨建て資産の円換算価値が上昇し、円の価値下落に対するヘッジとなります。例えば1ドル=100円で預けて105円に円安が進行した場合、1ドルあたり5円の円貨増となり利益が得られます。高金利通貨の利息も魅力で、資産の一部を外貨で持つことでリスク分散が図れます。

  5. 融資型クラウドファンディング

     インターネット上で多数の投資家から資金を集め、事業者等へ融資する金融商品です。LENDEXは平均年利8.05%という高利回り案件を提供しており、業界平均(年利4~5%)を上回る収益水準です。最低2万円からと少額で始められ、サービス開始以来元本割れ・配当遅延は一件も発生していない実績があります。銀行預金より高い利回りを狙いつつ、リスクを抑えた運用が可能です。

資産価値が落ちない物とは?時間が経っても強い資産の考え方

資産価値が落ちない物の定義と基本的な考え方

「資産価値が落ちない物」とは、購入後に時間が経っても市場価格が大きく下がりにくい物です。買った瞬間に中古扱いとなり価値が目減りしやすい家電や車などの耐久消費財と異なり、金や優良不動産、定番の高級腕時計のように、需要が継続することで売却時も価格が保たれやすい点が特徴です。

例えば、住んでも価格が大きく下がりにくい家は、生活の満足に加えて資産としての側面も持ちます。判断の軸は「価値の源泉」と「換金可能性」で、希少性・実用性・ブランド力が揺らがず市場が厚いほど強くなります。

加えて保存状態や管理状況で評価が変わるため、保管・メンテ前提で選ぶことも重要です。購入前に相場、取引量、売却先をセットで確認しましょう。

消費するものと資産になるものの決定的な違い

購入する物は、大きく「消費するもの」と「資産になるもの」に分けられます。違いは、時間経過での価値の動きです。

消費財は使うほど価値が減り、家電や自動車のように購入直後から中古扱いとなって価格が下がりやすいのが一般的です。一方、資産になるものは需要が続き、価値が保たれたり上がったりします

例えば1億円で買ったマンションが10年後も1億円以上で売れるなら、住んでいた間のコストは実質小さくなります。つまり資産購入は、支出というより「現金を別の価値に置き換えて保有する」行為です。流動性が高いほど現金化しやすく資産性は強まります。

購入後の維持費や手入れ、税金まで含めて判断し、出口戦略まで決めてから買いましょう。

なぜ資産価値が落ちないのか?価値を守る4つの理由

希少性が高く供給量が限られている

資産価値が落ちにくい物の第一の理由は、希少性の高さにあります。世の中に出回る量が少ないものは希少価値が生まれ、需要に対して供給が限られるため価値が下がりにくいのです。

特に限定品や生産終了品では年々手に入りにくくなり、希少性が増すほど市場で高値が維持されます。例えば高級時計やブランドバッグの限定モデルは、生産数が極めて少ないため「欲しい人は多いのに売り物がない」状態が続きます。その結果、中古市場でも定価以上のプレミア価格で取引されるケースさえあります。

また、金やダイヤモンドのように自然界に存在量が限られる資源も希少性ゆえにインフレ下でも価値が守られる傾向があります。例えば金は供給量が限られた実物資産なので、紙幣の価値が下がる局面でも資産を守れるため、金を求める人が増えて価格が上昇するのです。

つまり「数が少ない=価値が落ちない」の図式が成り立ち、希少性が資産価値を頑強に支える理由となります。

実用性や需要が時代を超えて継続する

2つ目の理由は、実用性や需要が長期間途切れないことです。時代を超えて必要とされ続けるものは、一時的な流行に左右されず価値が安定します。

典型例が「金」と「土地」です。

金は古来より装飾品や通貨代替として重宝され、現代でも電子機器素材など実用面で需要があります。金は世界中で普遍的な価値を持つ資産であり、国境を越えて取引されています。特に金融危機や経済が不安定な時期には金の需要が高まる傾向があり、価値が見直されるのです。

不動産も人々の住む・働く場所としての実用性があるため、人口や経済活動が続く限り需要が消えません。都心部の不動産はどの時代でも必要とされ、需要が底堅いからこそ資産価値が大崩れしにくいのです。

加えて、美術品やヴィンテージ品など「所有すること自体に価値を見出す需要」が長く続くものもあります。例えばクラシックカーや名画は実用というより文化的需要ですが、熱心な収集家が世代を超えて存在するため高い価値を保っています。

要は「いつの時代も必要とされる物かどうか」が重要であり、普遍的な需要がある物は市場価値が下支えされ資産として強いのです。

ちなみに、この「金の投資信託」については、こちらで詳しく書いています↓

あわせて読みたい
金の投資信託はおすすめしないと言われる理由とは?向いている人の特徴も紹介! 金の投資信託は、初心者にはあまりおすすめできない商品だと言われます。実際、日本では投資信託を通じて資産運用を行う人が増えていますが、その中でも金を対象とした...

ブランド力や歴史的背景が価値を支える

3つ目の理由は、ブランド力や歴史的背景による価値の底上げです。長い歴史や確固たるブランドイメージを持つ物は、それ自体が信頼の証となり価値減少を防ぎます。

世界的に有名な老舗ブランド品が良い例で、例えばエルメスやシャネルといったブランドは何十年にもわたり高い人気と評価を保っています。ブランド自体の歴史が長く誰もが名前を知っているような企業の製品はネームバリューが強く値崩れしづらいのです。高品質なアイテムにブランドの付加価値が加わることで、「一生モノ」として高価格でも支持され、中古でも買い手がつきます。

例えばエルメスのバッグが典型で、定価が高くても丈夫で長持ちし、ブランドの威信があるため中古市場でも安定した価格で流通します。同様に、ロレックスの腕時計なども「高級時計の代名詞」というブランド力があり、市場での資産価値を下支えしています。

さらに、歴史的背景も価値を支える重要な要素です。

骨董品やアンティークコインなどは、その背後にある歴史や由来が評価され価値が維持されます。限定生産の記念硬貨や由緒ある絵画などは、単なる材料以上に歴史的・文化的価値が価格に反映され、時を経ても価値が落ちません。

つまり、「ブランドやストーリーがある物は人々に長く愛されやすい」ため需要が持続し、資産価値の安定につながるのです。

換金性が高く市場で売買しやすい

4つ目の理由は、換金性の高さ、すなわち市場で売買しやすいことです。

いくら価値が認められる物でも、売りたいときに買い手が付かなければ実際の資産価値を発揮できません。その点、換金性の高い物は常に市場で需要があり、スムーズに現金化できるため価値が目減りしにくい特徴があります。

代表的なのが金や有価証券です。

金(ゴールド)は世界共通の資産で市場規模も大きいため、必要なときにいつでもスムーズに現金化できます。例えば金地金は多くの貴金属店や金融機関が買い取りに応じ、価格も国際相場に連動して透明性が高いので、公平な値段で売却可能です。この流動性の高さが金の安心感に直結し、「いざという時」に価値が守られる所以です。

また、株式や国債といった証券も市場で常に売買されており、売りたいときに売却できます。出来高が多く流動性の高い銘柄であれば、市況が極端に悪化しない限り大幅な値崩れなく手放せるでしょう。加えて、不動産でも都心部物件のように人気エリアで取引需要が旺盛なものは、買い手がつきやすく換金性が高い資産といえます。

このようにマーケットでの流動性が高い資産は、常に公正な評価を受けやすく、値崩れしにくい安心の資産価値を保てるのです。

時間とともに価値が上がりやすい物の5つの共通点

限定品や生産終了品は希少性が年々高まる

価値が上がりやすい物にはいくつか共通する特徴があります。

その一つが、「年々希少性が高まる限定品や廃盤品」であることです。発売当初はそれなりの数が市場に出回っていても、年月とともに新品の入手は困難になり、中古市場に出る個体も減っていきます。その結果、時間の経過そのものが希少価値を高めるのです。

例えば人気モデルの腕時計が生産終了になると、そのモデルを求める愛好家にとっては残存数が減る一方なので「欲しくても手に入らない」状態が強まります。そのため市場ではプレミアムが付き、長期的に見ても価値が下がらない究極の資産モデルと評価されることもあります。

同様に、限定生産のスニーカーやフィギュアなども発売直後より数年後の方が希少となり、オークション等で高値が付く例が見られます。

要は、「追加供給がなく需要だけが残る」状況が続くと、価格は上昇圧力を受けやすいのです。限定品を手に入れることは、その希少性ゆえに将来的な値上がり益も期待できる資産形成の一手と言えるでしょう。

メンテナンス次第で長期保有できる耐久性

価値が上昇しやすい物の第二の共通点は、耐久性が高くメンテナンス次第で長期保有が可能なことです。長期間良好な状態を保てる物は、持ち続けている間に市場価値が向上した場合に恩恵を享受できます。

その一方でメンテナンスが行き届いていないと資産価値を大きく損なうリスクがある点には注意が必要です。例えば高級腕時計はオーバーホール(分解清掃)を定期的に行えば何十年も精度を保ち続けますが、放置すると故障して価値が下がります。

同様に不動産も、適切な修繕と管理が行われていれば築年数が経っても高値で売れる場合があります。逆に、いくら立地が良くても管理不足で建物が劣化していれば資産価値は大きく目減りしてしまいます。

つまり、「長持ちする品質」「適切な手入れ」が揃うことが重要です。

長期保有に耐える物であれば、時間の経過による価値向上(例えば希少性アップや市場人気の高まり)を享受できます。さらに、良好な保存状態そのものがプレミアム要素となり、同じ物でも状態の良い個体ほど高値で取引されます。古酒(ヴィンテージワイン)やヴィンテージ家具なども管理状態が価値に直結します。

要するに、手元でじっくり育てるように長く持てる資産は、時間を味方につけて価値を上げやすいのです。

流行に左右されない普遍的なデザイン性

第三の共通点は、デザインやスタイルが時代の流行に左右されない普遍性を持つことです。流行は一時的な人気を生んでも廃れると価値が下がりがちですが、普遍的なデザインは長期にわたり多くの人に受け入れられ、結果として資産価値を保ちやすく、時には高めます。

例えば高級時計の中でもシンプルな定番デザインのモデル(ロレックスのサブマリーナーなど)は何十年も人気が衰えず、年代を問わず高い需要があります。一方、一時期の流行色や奇抜なデザインを取り入れたモデルは、中古市場で買い手を選び、値が付きにくくなる傾向があります。

不動産でも、極端に個性的な間取りや内装の住宅は将来の買い手が限られ、売却時に不利になるケースがあります。逆に、白やベージュを基調としたシンプルな内装や万人受けする間取りの住宅は長期的な需要が安定し、資産価値維持に繋がります。

ファッションアイテムでも、クラシックなデザインのバッグ(例:シャネルのキルティングバッグ)や時計(例:カルティエのタンク)は時代を超えて愛され、中古価格が高止まりしやすいです。

つまり、「誰もが良いと感じる定番の美しさ」を備えた物は、市場から評価され続け価値が下がりにくいだけでなく、希少になれば価値が上がることもあります。流行に左右されない普遍性こそ、資産として長く価値を高める条件の一つなのです。

世界的な需要があり市場規模が大きい

第四の共通点は、世界的な需要に支えられ、市場規模が大きいことです。

市場規模が大きい資産とは、取引参加者が世界中にいて売買が活発なものを指します。こうした資産は、市場の信頼性が高く価格形成が安定しており、価値が上昇基調にあるときにはその恩恵を大きく受けられます。

例えば暗号資産(仮想通貨)は近年新興資産として世界的な市場が急拡大し、2025年5月時点で暗号資産全体の時価総額は約3.4兆ドル(約500兆円)に達しています。これは日本の株式市場規模(約900兆円)の半分以上に相当し、もはや無視できない巨大市場となっています。

このようにグローバルに取引される資産は、世界経済の成長や富裕層の増加に伴って需要が増え、長期で見れば価値が押し上げられやすいのです。

金や原油などコモディティも国際商品市場で取引され、世界経済の動向に沿って価値が上下しますが、長期では需要の拡大により価格が上昇してきました。さらに、絵画やワインなども富裕層の多い欧米や新興国での需要が高く、世界オークション市場が価格を吊り上げる要因となります。市場参加者が多い=競争入札によって適正価格以上に値がつきやすいという側面もあり、市場規模の大きさは資産価値上昇の追い風となります。

まとめると、グローバルなニーズと大きなマーケットを持つ資産は時流に乗って価値が伸びやすい共通点があるのです。

保存状態や真贋証明が価値を左右する

最後の共通点は、保存状態の良さと真贋(しんがん)証明の有無です。

価値が上がりやすい物ほど、状態が良好であることや本物であることが重要になってきます。時間が経つにつれ希少性が増すアンティークやコレクターズアイテムでも、状態が悪ければ価値は大きく減殺されます。

逆に言えば、当初から丁寧に保存され品質が保たれていれば希少な年月を経た分だけ評価額が跳ね上がる可能性があります。例えばトレーディングカードやコミックの初版などは、未使用に近い極美品なら数十倍のプレミア価格が付くことがありますが、折れや汚れのある並品では価値が大きく下がります。

これは資産としてのコンディション管理がいかに重要かを物語っています。

また、真贋証明(オーセンティケーション)も価値に直結します。高級ブランド品や美術品では、正規の鑑定書や証明書があるだけで買い手の安心感が増し、より高値で取引されます。反対に証明が無かったり偽物の疑いがあるものは敬遠され、市場価値が低くなります。時計でも保証書や箱付きの完品は高額で売れますし、宝石も鑑定書付きの方が信頼性から高値になります。

つまり、「良い状態で本物であることが明確」という二点が揃って初めて資産価値が最大化されるのです。価値が上がりやすい物は、この点を満たすものが多いと言えます。

裏を返せば、自分が所有する資産価値の高い物は日頃から丁寧に扱い、証明書類も大切に保管しておくことで将来的な価値上昇時にしっかり利益を享受できるでしょう。

今後価値が上がると注目される資産ジャンル

ESG投資・環境配慮型資産の台頭

近年、ESG投資(Environment環境・Social社会・Governanceガバナンスを重視する投資)が世界的な潮流となっており、今後価値が上がる資産ジャンルとして注目されています。

気候変動対策や持続可能な社会づくりへの関心の高まりを背景に、クリーンエネルギー事業や脱炭素関連企業など環境配慮型の資産に資金が集まっています。実際、世界全体で見てもコロナ禍以降に金融緩和の影響もあってESG市場は急拡大しまし。日本においてもESG投資額は増加傾向にあり、年金基金や機関投資家がこぞってESG要素を考慮した投資を進めています。

例えば再生可能エネルギー関連株式やグリーンボンド(環境事業に使途を限定した債券)は市場で高い需要があります。環境配慮型資産が注目される理由は、単に「社会に良いこと」だけでなく長期的な成長が期待できるからです。再生エネ産業は今後数十年単位で拡大すると予測され、関連企業の利益増大が見込まれます。

また規制面でも各国政府が脱炭素政策を推進しているため、環境に優しいビジネスを展開する企業には追い風が吹いています。ESGの視点で優れた企業は将来的に評価益を得やすいという見方が広がり、資産ジャンルとしての存在感が増しています。

従来は敬遠されがちだった分野も、社会の価値観変化により「持っているだけで評価が上がる資産」になる可能性があるのです。今後もESG関連の金融商品や企業の価値向上が続くと考えられ、長期投資の有望ジャンルとして押さえておきたいところです。

デジタル資産や暗号資産など新興市場の可能性

デジタル資産(暗号資産やNFT等)も、今後価値が上がる可能性を秘めた新興市場として目が離せません。

ビットコインをはじめとする暗号資産(仮想通貨)は、この10年ほどで爆発的な成長を遂げ、現在では世界中の機関投資家にも認知される一つの資産クラスとなりました。特にビットコインは「デジタルゴールド」とも称され、発行上限が決まっている希少性と分散型である安全資産的側面から、インフレヘッジや代替資産として注目されています。2021年には暗号資産全体の時価総額が一時250兆円を超えるなど、市場は大きく拡大しています。

今後もブロックチェーン技術の普及やデジタル経済の拡大に伴い、有望なプロジェクトのトークン価値が上昇する可能性があります。ただし暗号資産はボラティリティ(価格変動)が大きく、短期的な上下は激しいため、長期視点で価値の上昇を狙う投資には十分な知識と耐久力が必要です。それでも、例えばイーサリアムなどの主要暗号資産はスマートコントラクト技術の基盤として実需が高まり、長期的に価値向上が期待されています。

また、NFT(非代替性トークン)のようにデジタルアートやゲームアイテムの所有権をブロックチェーン上で資産化する新領域も誕生し、一部の希少NFTには高額な値が付いています。さらにメタバース関連の仮想不動産など、デジタル空間上の資産も台頭しつつあります。

これらはまだ黎明期でリスクもありますが、デジタルネイティブ世代が主役となる将来には巨大なマーケットに成長する可能性が指摘されています。

要するに、新興のデジタル資産市場はハイリスク・ハイリターンであるものの、長期で見れば価値が飛躍的に伸びるジャンルが潜んでいると言えるでしょう。先進的な投資家や企業はすでに一部資金を投入し始めており、今後の推移に注目です。

人口減少時代に強い都市部の好立地不動産

日本は人口減少時代に突入していますが、その中でも都市部の好立地不動産は今後も価値を維持・向上させやすい資産ジャンルとして注目されます。人口が減少する局面では全国平均の不動産需要は縮小しがちですが、逆に人と資本が集まる都市の中心部では需要が集中し、相対的な希少性が高まります。

実際、東京23区の地価は少子高齢化が進む中でも上昇を続け、2025年の地価調査では23区全地点で前年比+10.8%という大幅な上昇となりました。これは都心部の不動産が依然として高い需要に支えられていることを示しています。地方や郊外では空き家問題や地価下落が懸念されていますが、その反面「中央への人口回帰」現象もあり、東京圏や大阪圏など大都市の人気エリアは人口減少時代においても強い需要が見込まれます。

例えば東京の駅近物件や大阪梅田周辺の商業地などは、国内外からの投資マネーも流入し不動産価格が高止まりしています。加えて、訪日外国人の増加や国際都市化により、都心不動産はグローバル資産としても評価される傾向があります。

今後、日本全体の人口は減っても、経済活動が集中する都市への人口・資本集中は続く可能性が高く、一等地不動産の希少価値はむしろ上昇するとも言われます。さらに、都市部は再開発やインフラ整備が進み、不動産価値を押し上げる要因が多いです。

近年の大型再開発プロジェクトにより、都心部では新築高級マンション価格が1億円を超える「億ション時代」に突入しています。これは裏を返せば、その価値を支える富裕層需要が旺盛だということです。

まとめると、人口減少時代でも「勝ち組エリア」の不動産は引き続き資産価値を維持・向上しやすく、将来にわたって有望なジャンルと言えるでしょう。

分散投資で資産価値リスクを抑える考え方

複数の資産ジャンルに分けてリスクを分散する

資産価値を守りつつ増やしていくためには、分散投資の考え方が欠かせません。どんな資産でも単独では市場環境の変化によって価値が上下するリスクがあります。そこで、複数の資産ジャンルに資金を分けて投資することでリスクを抑える効果が期待できます。

例えば、資産全体を金だけで持つのではなく、一部は不動産、一部は株式、一部は債券といった具合に配分すれば、ある資産が値下がりしても他の資産の値上がりでカバーできる可能性があります。専門家の間でも「長期・積立・分散」が資産運用の鉄則とされ、長期運用するほどリスクのブレ幅が平準化され安定したリターンが得られやすいと考えられています。

具体的には、経済状況によって強みが出る資産は異なるため、景気拡大期に強い株式と不況期に強い金や債券を組み合わせるなどの手法が有効です。これによりポートフォリオ全体の値動きを滑らかにし、資産価値の大幅な目減りリスクを軽減できます。

さらに、不動産やコモディティなど実物資産と、金融資産を組み合わせることでインフレ・デフレ双方に対応できるバランスも取れます。分散投資を行う際は、自身のリスク許容度や資産規模に応じて適切な配分を検討しましょう。

例えば安定重視であれば債券や金の比率を高め、成長重視であれば株式や新興資産の比率を高める、といった調整が考えられます。

重要なのは「一つのカゴに卵を盛りすぎない」ことであり、資産ジャンルを分けることで資産価値変動のリスクを上手にコントロールできるのです。

ちなみに、この「分散投資のコツ」については、こちらで詳しく書いています↓

あわせて読みたい
つみたてNISAで銘柄はいくつ買う?分散投資のコツを紹介! 「つみたてNISAでは銘柄をいくつ買うべきか?」と初心者の方は一度は疑問に思うのではないでしょうか。つみたてNISAは少額から長期・分散投資ができる魅力的な制度です...

換金性の高い資産と長期保有型資産のバランスが重要

分散投資を考える上でもう一つポイントとなるのが、流動性(換金性)の高い資産長期保有に適した資産のバランスです。

資産にはすぐ現金化できるものと、売却に時間や手間がかかるものがあります。それぞれメリット・デメリットがあるため、両者を適度に組み合わせておくと安心感が増します。例えば、株式や金、国債などは市場で日々売買されており換金しやすい資産です。急な資金需要が生じた際にも短期間で現金化できるため、ポートフォリオに一定割合入れておくと流動性リスクを抑えられます。

一方、不動産や私募ファンド、あるいは美術品といった資産は売却に時間がかかったり買い手を探す必要がありますが、その分じっくり保有することで大きな値上がり益を狙える長期型の資産と言えます。換金性の高い資産は「守り」、長期保有型資産は「攻め」の役割として、両者のバランスを取ることが重要です。

例えば資産の半分は流動性資産(預金・株式・債券など)で手元流動性とし、残り半分を不動産や実物資産でじっくり運用する、といった戦略が考えられます。こうしておけば、急落相場や不測の事態でも流動性資産を現金化して当座をしのぎつつ、長期資産は慌てて売らずに価値回復や成長を待つことができます。

逆に流動性資産だけではリターンが小さくなりがちですし、長期資産だけでは現金化に困る場面が出る恐れがあります。両者をバランス良く配置することで、運用の安定性と収益性を両立できるのです。ご自身の年齢やライフプランによって適切な比率は変わりますが、一般的には若いうちはやや攻め(長期資産)重視、引退後は守り(流動資産)重視にシフトするなど調整していきましょう。

資産形成をコツコツ継続するためには、この流動性バランスの視点も踏まえた分散が賢明と言えます。

ちなみに、この「投資信託の選び方」については、こちらで詳しく書いています↓

あわせて読みたい
投資信託の初心者は何から始める?おすすめの銘柄や選び方のコツを解説 最近、「投資を始めたいけれど何から手をつければよいのかわからない」という声を耳にすることが増えています。中でも投資信託は、日本人の多くが資産形成の第一歩とし...

少額から始める堅実投資「LENDEX」の融資型クラウドファンディング

LENDEXは、2万円という少額から始められるため、投資初心者にも取り組みやすい融資型クラウドファンディングです。想定利回りは年6~10%と、銀行預金よりも高いリターンが期待できるうえ、不動産担保ローンへの出資となるため、相場変動の影響を受けにくく安定した運用が可能です。

また、毎月の分配金があるため、継続的なインカムゲインを得られる点も魅力です。多くの案件に担保や保証が設定されており、万が一貸し倒れが発生しても、担保処分などで出資金の回収が図れます。

さらに、サービス開始以来、貸し倒れゼロの実績を誇る点も投資家にとって安心材料です。ただし、元本保証はないため、リスク分散が重要です。複数のファンドに少額ずつ分散投資することで、リスク軽減を図ることができます。

高利回りと安定運用を両立するLENDEXで、新しい資産運用を始めてみませんか?

【FAQ】資産価値が落ちない物・今後価値が上がる物に関するよくある質問

資産価値が落ちない物ランキング1位は何ですか?

資産価値が落ちない物ランキングの第1位は「金(ゴールド)」です。

長い歴史で無価値になったことがなく、インフレや有事でも価値が下がりにくい世界共通の安全資産である点が評価されています。希少性と普遍的な需要を備え、資産価値を守る代表格と言えます。

資産価値が落ちない物と価値が上がる物の違いは何ですか?

「価値が落ちない物」は長期間にわたり購入時の価値を保てる資産で、「価値が上がる物」は時間の経過とともに市場価格が上昇しやすい資産です。

いずれも希少性や需要の高さを共通要因としますが、価値が上がる物は購入後に売却する際、買値以上の高値がつく可能性が高い点が異なります。つまり、前者は現状維持型、後者は成長型の資産とイメージすると分かりやすいでしょう。

少額でも買える資産価値が落ちない物はありますか?

はい、少額から購入可能な資産価値が落ちにくい物はいくつかあります。

例えば個人向け国債は1万円から購入でき、国が元本と利息を保証する安全資産です。さらに、融資型クラウドファンディングのLENDEXなら2万円程度から始められ、年利6~10%程度の堅実な利回りを期待できます。少額からコツコツと、安全性の高い資産に投資することが可能です。

まとめ|資産価値が落ちない物でコツコツ資産形成を目指そう

資産価値が落ちない物や今後価値が上がる物を活用することで、長期的に安定した資産形成を目指すことができます。金や都市部不動産などは、その希少性と需要の強さから 値崩れしにくく堅実に資産を守る柱 となりますし、実際に東京23区の地価は13年連続で上昇するなどデータもその傾向を裏付けています。

さらに、分散投資によってリスクを抑え、LENDEXのような少額投資サービスで着実に運用益を積み増すことで、初心者でも無理なく資産を増やすことが可能です。

重要なのは、長期的な視点でコツコツと資産を育てること。価値の落ちにくい優良資産を味方につけて、ぶれない資産形成に取り組みましょう。将来に向けた安心と備えは、一朝一夕ではなく日々の積み重ねで築かれるのです。

▶︎ デジタル資産(暗号資産)について、もっと詳しく知りたい方はこちらもどうぞ

あわせて読みたい
仮想通貨は儲からない?危険すぎると言われる理由やコツ・注意点を徹底解説! 仮想通貨は短期間で値上がりする一方、思ったほど「儲からない」と感じる人も多い投資対象です。値動きの大きさや税金・手数料、規制や詐欺リスクなど、利益を削る要因...


参考元

 

執筆者

2018年から株式会社LENDEXに勤務。システム部を担当。システム制作やWebマーケティングを担当している。これまでにWeb開発や不動産投資関連の業務に携わってきており、その経験を活かして業務に取り組んでいる。

目次