LENDEX業務部の石野です。
今回は収入のあり方の中でも、不労所得について触れたいと思います。
労働の対価として賃金などを得るのが一般的な仕事の在り方であり、いわゆる「汗水をたらして働く」ような形が普通です。一方、働くことなく収入が生じるケースを不労所得と言い、不労所得の存在が余裕ある生活を作り出していくと言われています。
この記事では不労所得とは何かを中心に、その種類や不労所得の作り方、不労所得になり得る投資方法のランキングをご紹介していきます。
不労所得とは何か、意味を紹介！
不労所得とはどういうものなのか、その意味などを中心にご紹介していきます。
不労所得の意味について
辞書で不労所得とは何かを調べると、「働かなくて得ることのできる所得」という意味を持ちます。この場合の不労は、肉体労働のように汗水をたらして働いたり、オフィスに足を運んで一定時間拘束されたりする状態にないことが前提となります。そのため、不労所得の対義語は勤労所得です。
この後ご紹介する様々な不労所得の種類によっては、「頭を使っているから本当の意味での不労所得なんてものは存在しない」と主張する方もいます。不労所得の意味を考えると、確かにその主張は間違いではないものの、あくまでも一般的な労働ではない形での収入が不労所得という扱いになると考えていただいて問題ありません。
不労所得を目指す目的とは何か
なぜ勤労所得だけでなく不労所得を目指すのか、その主な目的についてまとめました。
老後資金などの資産形成
1つ目は老後資金などの資産形成を行うためです。会社員として一定の月収を確保し、一定の貯金を行うことで安定した資産形成が行える一方、定年から寿命まで30年を想定した場合、2000万円が足りなくなるという金融庁の試算があるなど、とても貯金だけでは補えるものではありません。
不労所得を得ることで一定の貯金にプラスして配当などを得ることでより多くの資金が貯まるようになります。老後資金などを考慮すると少しでも不労所得を得ることはとても大事なことと言えるでしょう。
勤労所得だけでは不足しがち
2つ目は勤労所得だけでは何かと不足しがちな点です。近年副業を解禁する動きが強まり、新たな勤労所得を認めるなど1つの会社だけで収入を得る時代ではなくなりつつあります。それだけ勤労所得だけでは老後資金を蓄えつつ教育資金を確保するといったことがやりにくくなるわけです。
一方で副業ができると言っても、本業を疎かにするようなことはできませんし、体力的にも限界があります。そこで不労所得を得る形であれば体力を温存しながらも副業的に十分な収入を稼げるようになるのです。
転職を検討しやすくさせる
3つ目は転職を検討しやすくさせることです。終身雇用型の社会は既に終わろうとしており、度重なる転職は決してキャリアにとってマイナスではない時代になってきました。一方で別に稼ぎがないと転職を検討するのが怖くなり、勇気を持てない人も少なくありません。
もし不労所得を得ていれば、自分の好きなことを仕事にするなど、嫌々特定の会社に勤め続ける必要がなくなり、不労所得をより強化しながら職場を選ぶことも可能になります。その点では不労所得の存在は自由な働き方にもつながるでしょう。
不労所得の種類とは何か
次にご紹介するのは不労所得の種類についてです。不労所得は10種類近くあるとされ、不労所得を紹介するサイトによって種類の数が異なることも。ここではいくつかのグループに分けてご紹介します。
配当系の不労所得
最初にご紹介するのは配当系の不労所得です。代表的なものは株の配当や投資信託の分配金が当てはまります。株や投資信託は売却して利益を確定していくやり方もありますが、定期的に配当金や分配金を受け取っていくことで不労所得を得ることが可能です。
配当系の不労所得はそれなりに元手がかかることが明らかであり、多少の資金では微妙な配当、分配金しか得られないのが実情です。そのため、一定の資金力を持つ人が堅実に不労所得を生み出したい時におすすめとされています。
クリエイティブ系の不労所得
次の不労所得はクリエイティブ系の不労所得です。具体的にはアフィリエイト収入やYouTubeなど動画閲覧で得られる広告料などが該当します。場合によっては放置しておくだけで勝手に広告料が入ってくるため、不労所得の典型的なケースと考える人も多いでしょう。
しかし、日々更新をすることで広告料を安定的に得られることや、人によって成功と失敗がはっきりと分かれ、創意工夫なしには稼げない実情もあります。先ほどご紹介した、頭を使う以上不労所得は存在しないと主張する人はYouTuberなどを念頭において発言していると考えられます。
利子利息系の不労所得
3つ目は利子利息系の不労所得です。対象となるのは普通預金や定期預金の利子、国債など債券の利息など。まさに預けておくだけで定期的に利子利息がつくため、以前は不労所得の代表的な存在でしたが、近年は雀の涙にも至らない利子利息にとどまるなど、マイナス金利の影響をかなり受けているのが実情です。
一方、ソーシャルレンディングのようにお金を企業に貸し付ける形で定期的に利息がもらえる形で不労所得を得ることも可能になっています。このため、債券などの利子利息よりもソーシャルレンディングの方が不労所得としては現実的と言えます。
投資もしくは出資系の不労所得
4つ目は投資もしくは出資系の不労所得です。例えば、アパートマンション経営を行い、毎月家賃収入を得る形や自宅の前などに自動販売機を設置するなどして収入を得る方法などが代表的です。また保有する土地を有効活用するため、駐車場経営に乗り出して不労所得を得るパターンもあります。
土地を保有する場合、塩漬けになっていると固定資産税などをただただ支払うような形になりますが、不労所得を得ることで税金の支払いを工面していくのも1つの方法と言えるでしょう。商売を行い、オーナーとして不労所得を得るのも昔からある方法の1つです。
不労所得はどのように作っていくのか
不労所得のおおよその中身をご紹介してきましたが、次にご紹介するのは不労所得の作り方についてです。
最初に資金もしくは時間を確保する
1つ目は、資金もしくは時間の確保を最初に行うことです。株や不動産などを得るにもお金がかかりますし、投資信託を購入しようにもまとまった資金がなければ分配金にも期待が持てません。
そこで最初にまとまった資金を確保することが求められます。一方、アフィリエイトで不労所得を得る場合、そこまでまとまった資金は必要ありません。しかし、不労所得を得るために求められるクオリティがあり、そのクオリティを確保するにはまとまった時間が必要です。いずれかを用意することが大事なのです。
自分に合ったやり方を模索する
2つ目は、自分に合ったやり方を模索していくことです。コツコツと取り組める人もいれば短期決戦を好む人もいます。また人に任せて不労所得を得るのがいい人もいれば、自分ですべて行いたい人もいるでしょう。このように自分に合ったやり方を模索することが大切です。
自分に合ったやり方を見つけたら、あとはそれに近い不労所得の方法を選んでいけば、自然と取り組めるようになります。無理をせずに取り組めるようになれば、長続きすることでしょう。
不労所得になるおすすめの投資方法のランキング！
不労所得を作っていく上でおすすめの投資方法は多く存在しますが、その中でもおすすめしたい方法をランキングにまとめました。
第3位 不動産投資
第3位は不動産投資です。不動産投資は物件を購入したら、あとは管理会社などに委託して家賃収入を得ていくことになります。委託する会社によっては家賃保証を行うところもあれば、管理などを徹底し、オーナーは全く手を出さなくてもいいような状況にしてくれるところもあります。
都市部を中心に不動産価格が上がるところも多く、将来的に売却しても物件価格のみで利益が出る可能性もあるため、まとまった資金を確実に運用するのに適しています。
第2位 駐車場経営
第2位は駐車場経営です。最近は駐車場を運営する業者に土地をまるごと借り上げてもらって、一定の賃料を得るやり方が一般的になっています。これならただ預けるだけで収入を得られますし、自販機などを設置すれば別の不労所得を得られるでしょう。
特に土地を保有し、人通りや車通りがある場合、駐車場の需要は確実にあり、一定の収入を得られるチャンスです。税金の支払いで負担がのしかかることもあるので、駐車場経営で負担を軽減させるのも1つの方法と言えるでしょう。
第1位 ソーシャルレンディング
第1位はソーシャルレンディングです。ソーシャルレンディングの中には社会貢献につながる事業も含まれているので、お金を貸し付けることで間接的な社会貢献につなげられます。また1年など短期間で償還し終わり、短期間で運用できるケースも。
最初は少額で始めるのが不労所得を作る上で大切ですが、少額で始めることもでき、ソーシャルレンディングの勉強をしながら、ある時まとまった資金を運用していきたい時にソーシャルレンディングは手軽に利用できます。
不労所得で得たい金額を最初に決めておこう
不労所得を目指す上で重要なのは不労所得で得たい金額を最初に決めることです。毎月10万円の不労所得が欲しいと仮定した場合、10万円を得るのに株式投資ならいくらの自己資金が必要か、10万円の家賃収入を得るにはいくらの物件が必要かなど、具体的な金額・目標を決めることで、その次に行うべき行動が決まっていきます。
漠然と、不労所得を得たいだけの動機では残念ながらまとまった不労所得は得られにくいですし、結果が続かなければすぐに挫折する可能性があります。また、元本保証ではないケースも多く、大きな赤字を負って痛い目を見ることだってあり得るのです。
具体的な目標設定が大切
将来的に毎月いくらぐらい稼ぎたいのか、その稼いだ不労所得で何をしていきたいのかを決めておくと、具体的な行動につながりやすく、ちょっとした苦難も乗り越えられるでしょう。
よく1円でも多く稼ぐという目標設定を行う人もいますが、漠然とした目標に近く、一定の金額以上稼いでからの方がより効果が出やすいと言えます。まずは具体的な金額を設定し、それをクリアしてから1円でも多く稼ぐという考え方にスライドしていくことをおすすめします。
まとめ
誰しもが不労所得を得たいと考えますが、まとまった不労所得を得ている人は相当な勉強を重ね、努力を怠りません。不労所得を得ようと努力することは商売のスキル、センスを磨くことにもつながるため、誰しもがやっておいて損はないことです。
儲け話にはあまりにも虫のいい話もありますが、それを見抜くことも不労所得を得るのに必要なことと言えるでしょう。とにかく不労所得のことを考え、何をすれば儲けが出るのかを考えぬくことで、納得のいく形で収入を増やすことができます。
LENDEXのソーシャルレンディング投資も不労所得に近い形で収入を得ることができます。
投資口座開設はこちらから行うことができます。
