「純金積立はどうしてやめとけと言われている?」
純金積立は金(きん)の売買で収益を得る投資であり、一部の投資家の間では「やめとけ」と言われています。
本記事では、純金積立がやめとけと言われている理由を解説します。
また、メリットや積立する際の注意点もあわせて紹介しているため、純金積立を検討している方はぜひご覧ください。
純金積立とは?
純金積立は、購入した金(きん)を値上がり時に売却して利益を出す投資です。
数千円と少額投資が可能で、ご自身のライフスタイルに合わせて長期的に資産形成できます。
金は流動性が高くてすぐ売却できる点や、譲渡時にしか税金が発生しない点などがメリットです。
一方、積立会社によっては追加で費用がかかる場合がある点や、保有時には利益が出ない点などに注意が必要です。
純金積立がやめとけと言われる理由やデメリットを解説
長期的な資産形成ができる純金積立ですが、次の理由から「やめとけ」と言われています。
- 手数料や年会費がかかる場合がある
- インカムゲインがない
- スプレッドが広い
- 短期間で投資するには向いていない
- メインの投資先になりにくい
- つみたてNISAで節税できない
それぞれの理由を解説するため、純金積立のデメリットやリスクを知りましょう。
手数料や年会費がかかる場合がある
純金積立をする際には金を積立会社に預けますが、次のような費用が発生する場合があります。
- 購入手数料
- 売却手数料
- 年会費
- 保管手数料
- 口座開設費
しかし、近年ではSBI証券のように、手数料の一部がかからない積立会社も多くあります。
複数社を比較検討して、費用をできるだけ節約できる積立会社を選びましょう。
インカムゲインがない
利息や配当金、株主優待などのインカムゲインが純金積立にはありません。
金を投資する際は売却益、いわゆるキャピタルゲインのみで稼ぐ必要があります。
スプレッドが広い
スプレッドは買値と売値の差額であり、純金積立は比較的スプレッドが広い(差額が大きい)傾向にあります。
スプレッドは隠れた手数料とも呼ばれており実質費用になるため、可能な限りスプレッドが狭い積立会社を選び、コスト削減しましょう。
短期間で投資するには向いていない
金の相場は比較的安定しているため、純金積立は長期的にコツコツ運用するのに向いています。
短い期間で儲けるには投資額を増やす必要がありますが、価格変動によって大損する可能性がある ため、推奨しません。
メインの投資先になりにくい
株や仮想通貨のように急激な価格変動が金にはないため、純金積立はメインで投資するには向いていません。
純金積立オンリーで稼ぐより、株や不動産投資などと併用することをおすすめします。
つみたてNISAで節税できない
純金積立はつみたてNISAで所得税を節約できない点もデメリットです。
つみたてNISAは少額投資非課税制度であり、口座内で運用した収益が一定額無期限で非課税になります。
純金積立はつみたてNISAの非課税対象枠ではないため、売却時に所得税が発生します。
純金積立の魅力やメリットを解説
純金積立はやめとけと言われる一方で、次のような魅力・メリットもあります。
- 少額から投資できる
- ドルコスト平均法でリスクを最小限にできる
- 金そのものが資産価値になる
- 現物を保有する必要がない
- スポットで購入できる
それぞれを解説するため、これから純金積立を始めようとしている方は参考にしてみてください。
少額から投資できる
純金積立は1,000円という少額から投資でき、投資初心者の方やリスクをなるべく下げたい方におすすめです。
投資額が少ない分、利益も微々たる額になりやすいため、投資に慣れてから徐々に金額を増やしていきましょう。
ドルコスト平均法でリスクを最小限にできる
ドルコスト平均法は毎月一定金額ずつ指定して購入する投資手法で、価格変動のリスクに備えられます。
金の価格が安い場合は購入数を増やし、高い場合は購入数を減らすことで平均買付単価を抑える働きがあります。
そのため、日々の価格変動に一喜一憂する心配がありません。
金そのものが資産価値になる
金は実物資産であり、それ自体に大きな価値があります。
企業の業績悪化や倒産などの影響を受けやすい株式などと違い、世界情勢や景気によって金の価格がゼロになることがありません。
現物を保有する必要がない
積立会社が購入した金を管理してくれるため、純金積立では現物をご自身で所有する必要がありません。
しかし、積立会社によっては保管時に手数料がかかることがある点に留意してください。
スポットで購入できる
毎月の積立以外に、単発で金を購入することも可能です。
金の価格が急激に下がった場合や資金に余裕がある場合に購入数を増やすことで、ハイリターンが期待できるでしょう。
純金積立をする際の注意点
純金積立をする際は、次の点に注意が必要です。
- 複数の積立会社を比較する
- 金の相場や世界情勢を定期的にチェックする
- 確定申告や損益通算などの税務処理が必要
それぞれの注意点を解説するため、金の売買時や運用時に参考にしてみてください。
複数の積立会社を比較する
積立会社によって発生する費用や最低積立金額、利用実績などは異なります。
そのため、1社に絞らずに複数の積立会社を比較検討し、生活水準や積立年数に合った会社を選択してください。
金の相場や世界情勢を定期的にチェックする
純金積立には元本割れがあり、また銀行の預金保護の対象ではないため、損失を防ぐためにも日頃から相場や世界情勢をチェックしておく必要があります。
金の相場は比較的安定していますが、価格の高騰や暴落が起きる可能性もあり、油断は禁物です。
確定申告や損益通算などの税務処理が必要
純金積立で黒字を出した場合、確定申告をして所得税を納める必要があります。
確定申告を怠ると無申告加算税・延滞税などのペナルティが発生するため、ご注意ください。
また、赤字の場合でも損益通算を選択し、他の所得の利益と合算し赤字を打ち消すことで、所得税を減らせます。
やめとけと言われても純金積立をしたいなら不動産投資との組み合わせがおすすめ
純金積立は費用や節税、期間などの観点から、「やめとけ」と言われています。
それでも純金積立をしたい方は、不動産投資と併用するのがおすすめです。
純金積立と不動産投資は相関性が低いため、分散投資をしてリスクを最小限に抑えられます。
また、2つを組み合わせることで、毎月の家賃収入というインカムゲインと、売却益というキャピタルゲインの両方の軸から利益を出せます。
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純金積立に関するよくある質問や疑問
純金積立に関して、次のような質問がよく寄せられています。
- 純金積立は良くないですか?
- 純金積立はおすすめできますか?
- 純金積立に税金はかかりますか?
- 純金積立はいつ売ることができますか?
それぞれをQ&A形式で回答するため、純金積立についての疑問を解消したい方はぜひご覧ください。
純金積立は良くないですか?
次のような理由から、純金積立は良くないと言われています。
- 年会費や手数料がかかる場合がある
- インカムゲインがない
- スプレッドが広い
- 短期間で投資するには向いていない
- メインの投資先になりにくい
- つみたてNISAで節税できない
短期的に稼ぎたい場合やメインの投資先を探している場合は、FX(外国為替証拠金取引)や不動産投資を利用した方が無難です。
純金積立はおすすめできますか?
純金積立は金相場が比較的安定しているため、投資初心者の方や高騰・暴落などのリスクをできるだけ抑えたい方におすすめできます。
純金積立に税金はかかりますか?
純金積立では金の売却時に利益が出た場合、譲渡所得として20.315%の税金がかかります。
純金積立はいつ売ることができますか?
積立会社によって、金をいつでも売却できる場合や約定日以降にできる場合があるため、一概には言えません。
純金積立をするなら不動産投資と併用するのがおすすめ
利息や配当金などのインカムゲインがない点や短期的には稼げない点から、純金積立は「やめとけ」と言われています。
一方、1,000円という少額から始められる、現物を所有する必要がないといったメリット・魅力もあります。
金の相場が比較的安定しており、メインで稼ぐには適していないため、純金積立は不動産投資と併用するのがおすすめです。
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