LENDEX業務部の石野です。
投資を始める時に知っておきたい損失を防ぐコツの一つが「損切り」です。
投資を始めたばかりでは、なかなか損切りの意味や重要性について理解できないこともあります。
しかし損切りができないと、損失の拡大を防ぐことができずに投資の場から短期で退場せざるを得ないことになりかねません。
ここでは、損切りの重要性について説明させていただきたいと思います。
損切りとは
損切りとは、保有している株式や他の資産が損失を出している場合に、その損失を確定させるために売却することです。損切りを行うことで、さらなる損失の拡大を防ぐことができます。
損切りは、自身が設定したルールに基づいて行われます。例えば、購入価格から一定の割合下落した場合や、事前に決めていた損失額に達した場合、投資の根拠が崩れた場合などに損切りが実施されます。
損切りのタイミング
損切りのタイミングを把握することは重要です。ここでは、一般的な損切りのタイミングについて紹介します。
購入価格から一定の割合下落した場合
購入価格から一定の割合下落した場合に損切りするというのは、損切りタイミングの一つです。
具体的には、「購入価格から5%下落したら損切りをする」「買値から8%下がった場合に損切りを実行する」といったように、一定の割合下落した場合に損切りを行います。
一般的には、5%から10%の範囲で下落があった時に損切りを行うことが多いです。
事前に「◯%下がったら損切りをする」というルールを設定しておくことで、計画的に損切りを実行することができます。
事前に決めた損失額に達した場合
あらかじめ決めた損失額に到達した場合、損切りを行うというのも一つのタイミングです。
例えば、「含み損が1万円になったら損切りをする」といったように、自身の許容できる損失額を考慮して、損切りのタイミングを決めます。
この方法はシンプルでわかりやすく、損失額の計算も容易です。
投資の根拠が崩れた場合
損切りを行うタイミングの一つは、投資の根拠が崩れた場合です。
例えば、「投資先企業の外部環境が大きく変わり、大幅な下方修正が発表された」「円安で売上増を見込んでいたが、急激な円高が進行している」といった状況です。
元々の根拠が揺らぐことによって、投資の見通しが明確でなくなり、リスクが高まるため、損切りを選択することで損失を最小限に抑えることが目的となります。
損切りをする際の注意点
ここでは、損切りをする際の注意点について見ていきましょう
事前に決めた損切りルールは変更しないこと
「購入価格から5%下がったら損切りをする」「含み損が6万円になったら損切りを実行する」といった損切りルールを事前に決めた場合、それを安易に変更しないことが重要です。
損切りルールを安易に変更してしまうと、自分に都合の良いようにルールを都度変えてしまう習慣が身についてしまい、結果的にルールが無意味になってしまいます。そうなると、計画的な損切りが行えず、感情的な取引になってしまい、大きな損失を被るリスクが高まります。
したがって、事前に決めた損切りルールは、しっかりと守ることが重要です。
チャートを常にチェックできない場合は逆指値注文を活用すること
仕事などが忙しくて、チャートを常にチェックできない場合、逆指値注文(ストップ注文)を利用して損切りを行うことがおすすめです。
逆指値注文は、現在の価格よりも不利な価格を指定して注文を出す方法です。例えば、「購入価格より5%下落した価格」「含み損が3万円になる価格」などを指定しておくことで、チャートの確認ができなくても計画的な損切りを実行することができます。
まとめ
損切りは、損失のさらなる拡大を防ぐために行うものであり、感情的な取引を回避するためにも役立ちます。事前に決めた損失額に達した場合や、根拠が崩れた場合には、しっかりと損切りを実行しましょう。
早速、どのタイミングで損切りを実行するのか、自身の損切りルールを決めてみてください。そうすることで、計画的な損切り・取引が可能となります。
一方、損切りが必要な投資とはキャピタルゲイン、売買益を求める投資となっています。大きな収入を狙えますが、相場の監視が必要でありなかなか気が休まる時もないでしょう。
そこでキャピタルゲイン目的の投資をするときは、一緒にインカムゲイン目的の投資も行うと良いでしょう。大きな利益は狙いにくいですが一定性を保った収入を確保しやすいです。
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