LENDEXブログ担当です。
今年のゴールデンウィークは緊急事態宣言下の地域もあることから、外出せず家でゆっくり過ごすという方も多いのではないでしょうか。
外出できないということは、ある意味じっくりまとまった時間が取れるということにもなります。
そこでソーシャルレンディングについて、案件の内容をじっくり研究してみることをおすすめいたします。
そこで今回はソーシャルレンディングのリファイナンス案件についてお伝えします。
リファイナンスとは
リファイナンスとは「借り換え」を意味します。
ソーシャルレンディングは貸金による投資手法です。
お金を借りている会社は金銭消費貸借契約に基づき、返済期限が設定されていますが、その期限までに返済が難しい時に再度お金を借り、借りたお金で前の融資分を返済し、再度金銭消費貸借契約を結ぶことを指します。
リファイナンスの理由
お金を借りた会社がリファイナンスをする理由はいくつかあります。
特にソーシャルレンディングに於いては不動産開発案件が多いため、不動産の開発が遅れている、間に合わないなどの理由で不動産が完成せずにやむを得ずリファイナンスを実行することがあります。
ただし、当社においては不動産開発案件は少なく、基本的には不動産を取得して転売、またはリフォームで価値を高める目的の融資が多いので、返済期限が迫っているのに不動産が完成せずに売却できないという事例はほぼありません。
一方で新型コロナウイルスの流行により、不動産開発が遅れているという事例も不動産業界では見られるようです。
リファイナンスのメリット
お金を借りる会社にとってリファイナンスのメリットは、借金の返済を先延ばしできるだけではありません。 長期の資金需要が必要となった時には、より良い条件で借りることができれば、金利を少なくしたり返済期間を長く設定したりして毎月の返済負担を軽減できます。
金利が5%より4%の会社から借りることができれば、当然支払い金利の総額は少なくなります。住宅ローンの借り換えに当てはめれば、イメージしやすくなると思います。住宅ローンの借り換えもリファイナンスの一種と言えます。
LENDEXのリファイナンス案件
では実際に当社でリファイナンスを目的に募集した案件をご覧ください。こちらは2021年4月の募集した318号案件です。
https://lendex.jp/main/fund_detail/357/
借入人は神奈川県内の不動産事業者Hです。
今回、同社が既に保有している不動産を担保とし借換資金として、5,500万円を以下の要領で募集いたします。
募集金額:5,500万円(利回り7.50%/年、期間12カ月、抵当権第一順位)
《元金一括返済、配当は毎月支払》
対象物件:千葉県柏市の一棟マンション(土地および建物)
※134号ファンドのリファイナンスとなります。当該物件は収益性が上がったため再評価額は高くなっています。
この案件は文字情報として記載してあるように、134号案件(https://lendex.jp/main/fund_detail/154/)のリファイナンス案件となっています。
この案件はなぜリファイナンスが行われたのかを、ご説明します。
借り換えを行うことで金利負担を減らす
この二つの案件の融資条件をご確認ください。
318号
134号
案件情報にあるように、貸付金利が10%から9.5%になっています。 つまりお金を借りる側は、金利負担が0.5%減ったことにより、最終的な支払金利の総額を減らすことができるメリットが生まれます。
そういったメリットがあるために、リファイナンスを行っているのです。
借り換えの際には担保評価を再度実施
また借り入れ総額は、5,400万円から5,500万円に増加しています。
これは318号案件の情報にあるように、当社及び第三者機関が担保評価を再度行った結果、担保評価が挙がっていたため、融資総額が増加しています。
担保としての資産価値が上がれば、事業資金金を必要する会社にとっては多額の資金調達を行えるようになります。
この事例では担保評価は上がっていますが、当社では不動産市況を常に把握しながら厳密な担保価値の審査を行っています。
リファイナンスの際には当社では再度、担保評価の審査を実施しているため、場合によっては担保価値が下がり融資総額が少なくなることもあります。
まとめ
ソーシャルレンディングのリファイナンス案件は、他社を含め募集が行われることがあります。
案件をチェックする時には、なぜリファイナンスをする必要があったのか、またリファイナンスの際に担保評価額を再度見直しているのかというてん点を十分ご注意の上、投資をご検討いただくことで、リスク対策の一つとなります。
是非とも時間のある時にでも、当社の案件をじっくりチェックしてみてください。