LENDEX業務部の石野です。ソーシャルレンディング投資に興味を持つ方の中には、同時に不動産投資に興味を持っている方も多いのではないでしょうか。
不動産投資というと、不動産会社を経営するに当たっては宅地建物取引士、いわゆる宅建の資格は必須です。
それだけに宅建は不動産投資に必要な投資である、宅建を取得していると不動産投資に役立つと感じる方もいるかも知れません。
そこで今回は宅建を取得していると、不動産投資にどのように役に立つのかをお伝えします。
不動産投資における宅建取得のメリット
宅建士の資格を取得すると、以下のようなことができるようになります。
不動産契約における重要事項の説明
重要事項説明書への捺印
契約関係の書類への記名や捺印
不動産会社においては社員5人に1人の割合で宅建士を配属することが義務付けられており、不動産の売買契約や賃貸契約における内容の説明や記名、実際の契約の確認が可能となります。
そのため不動産投資において投資家の立場で収入を上げることに直結するとは限りませんが、いずれ投資家から法人を設立し自身で不動産会社を運営したいと考える方にとっては、メリットが生まれてくるでしょう。
宅建士を取得すれば不正を見抜きやすくなる
ただし、逆に言ってしまうと不動産会社に勤務したり、会社を経営しない場合にはメリットがないと考える方もいるでしょう。
しかし宅建士の資格を取得していれば、取得の過程で不動産に関する様々な知識を身につけることも可能です。その結果自身が不動産を購入しようとする過程での、契約上の問題、物件の瑕疵といった後々自分の不利益につながるような要素を見抜きやすくなります。
重要事項説明書は専門用語が多く、知識のない人にとっては理解しにくい側面があります。
しかし宅建士であればそういった専門用語を理解し、重要事項説明書の内容をしっかり自分で噛み砕いて理解できるでしょう。
また相手から見ても宅建士の資格取得者が契約相手となれば、不正を行っても見抜かれる可能性が高いだろうという警戒心を抱かせることができます。不正を行わない相手と売買をすることが一番ですが、宅建の資格を持っていることで不正を未然に防ぎやすくなるのもメリットと言えるでしょう。
不具合の多い物件を見抜きやすくなる
不動産には場所や用途によって建ぺい率、日陰制限など様々な制限が設けられています。再建築が不可であったり、既存不適格建築物であると後の売却がスムーズに行えない、大きく価値が下がることも有るのです。
しかし宅建士であれば、既存不適格建築物を見抜き、その物件の本来の価値を見定めやすくなります。もちろんそういった瑕疵があれば重要事項説明において告知の義務があるのですが、悪意を持って販売に臨むものがいないとは限りません。大きな金額が動く不動産投資だけに、問題を起こさないための備えとして宅建士を取得することは有効だと言えます。
まとめ
今回は不動産投資において宅地建物取引士の資格は必要なのか、ということについてお伝えしました。宅建の資格を持っていれば、不動産に対する知識を深められ、それを他社にアピールできる点がメリットになると言えます。
一方で不動産会社を経営、勤務しない限りは必要なものではないですし、難関資格ではありませんがそれでも数百時間の勉強が必要と言われています。
宅建士の取得が難しいのであれば、ポイントを絞った勉強だけ行い、実物不動産投資ではなく、不動産に関連した投資であるソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)や不動産投資型クラウドファンディング投資を行うというのも、一つの考え方です。
LENDEXのソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)は、不動産投資よりも手間が少なく定期的に分配金を受け取ることができます。
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