当社LENDEXの令和元年(2019年度)12月期決算に関するご報告|ソーシャルレンディング

LENDEXブログ担当です。

今回は、先日発表した当社の令和元年(2019年度)12月期決算(平成31年1月~令和元年12月)について解説します。

1.2019年度決算概要

決算内容

下の表が、2020年5月26日(火)に発表した株式会社LENDEXの「令和元年12月期決算報告書」の貸借対照表(B/S)です。

下ののリンクからダウンロード可能です。

決算報告書のダウンロード(PDF)

2019年12月31日時点における主な数字ですが、 

  • 現金及び預金:312,729,000円
  • 匿名組合預り金:1,283,230,000円
  • 当期純損失:52,810,000円

となっています。

2.2019年度決算概要に関する解説

解説

2019年度12月期の決算における当期純損失は、52,810,000円でした。

その理由について詳しく解説していきます。

経費の増加

最終的に5,000万円以上の赤字になった理由として、営業活動に伴いさまざまな経費が発生したことが挙げられます。

人員採用における経費の増加

当社では、2019年において二度にわたる代表取締役の採用、社内体制強化のための取締役及び社員の採用など、積極的に人材を採用しました。

そのため、採用活動費や給与固定費の増加が支出増の一因になりました。

本社移転に係る経費

当社では、2019年8月に九段下から渋谷区渋谷に本社を移転しました。

移転のための経費、オフィス面積の増床などにより、支払家賃などの固定費が増加しました

広告宣伝活動費の増加

2019年後半における投資会員数増加のため、当社は積極的に広告・宣伝活動を実施しました。

2019年8月時点の投資会員数は約3,500人でしたが、2020年3月に投資会員数が1万人を突破してました。

広告・宣伝活動にかかった費用が、2019年度12月期決算における支出増につながった次第です。

当社としての考察

このたびの決算の発表により、投資家の皆様から多くの問い合わせをいただいております。

社員数が10名未満である当社の決算の内容から考えて、投資家の皆様が抱かれる不安は当然のことと存じます。

しかし、費用をかけたことにより当社は社内体制の強化を完了することができ、加えて投資会員数の増加に成功しました。

結果として決算は想定内の結果であったと捉えております。

3.2020年度の売上予側

予測

2020年12月期の決算において、当社は大幅な売上増を見込んでいます。

その理由についてお伝えしていきます。

募集金額は前年比大幅増の予定

下のグラフは、2019年1月~2020年5月の当社の募集額の推移を表しています。

毎月の募集額は、2019年後半から大幅に増加していることがおわかりいただけるでしょう。

当社は、ソーシャルレンディング案件において事業者様へ貸付けを行う際に、投資家の皆様から集めた資金をもとに営業者報酬を得ています。

つまり、貸付額が増えれば、それだけ売上が増加します。

一部案件における営業者報酬の引き上げ

従来の当社の案件では、貸付額の2%を営業者報酬として頂戴しておりました。

しかし、一部の案件において、営業者報酬を貸付額の3%頂戴するものを2020年年度から増やす予定です。

営業者報酬は、様々な要件を加味した上で決定させていただいております。

当社の売上を増加させることで、会社経営の安定や資本力の増加などにつなげていきたいと考えております。

新規事業の不動産売買開始

当社の新規事業として、2020年6月より「不動産の売買」を開始します。

当社ホームページの会社概要には、免許に関する次の記載を新たに追加しています。

●宅地建物取引業者免許証番号    東京都知事 (1) 第104491号

LENDEX企業情報

2020年5月に宅地建物取引業者として東京都に登録を行った結果、当社でも不動産の売買によって仲介手数料を得たり、自社で不動産を仕入れて売却し利益を得ることが可能になりました。

従来のソーシャルレンディング事業の収益だけではなく、不動産事業における収益もまた当社事業のもう一つの柱として確立を目指します。

今後は、当社が営業者としてソーシャルレンディング案件を募集し、投資家の皆様から集めた資金で不動産を取得し、取得不動産の運用益や売却益を投資家の皆様に分配することも検討しております。

資本金増資の実施

2020年4月に、当社は資本金を増資しました。

2019年12月期の決算の結果を受け、出資者から資金調達を行い資本金の増資によって赤字の解消を図っています。

そのため、2020年6月の時点において会社の営業資金が不足することなく、2019年度同様に営業活動を行っております。

まとめ

2019年度12月期決算の発表により、投資家の皆様からお問い合わせをいただくなど、ご心配をかけましたことをお詫び申し上げます。

投資家の皆様におかれましては、今後も当社の状況を投資家の皆様に随時報告し、ご確認いただいた上でソーシャルレンディング投資の是非をご判断いただければと思っております。

2020年6月7日時点のレンデックスの融資残高は、20億円を突破いたしました。

前年同期比で約4倍に相当します。

また、不動産売買事業の開始による売上も、会社の業績に貢献することが見込まれます。

投資家の皆様にご安心いただくため、ソーシャルレンディング業務に今以上に邁進いたします。

 投資家の皆様には、是非とも引き続きLENDEXのご利用を検討いただけますと幸いです。