LENDEXブログ担当、業務部の石野と申します。
このブログでは毎回LENDEXに関するお知らせや投資の基礎知識などを投資家の皆様にお伝えしております。
投資家の皆様は「インパクト投資」という言葉をご存知でしょうか。
インパクト投資とは、社会的・環境的インパクトと金銭的リターンを同時に追求する投資で、近年多くの投資家から注目を集めています。
そこで今回はインパクト投資のメリット・デメリットなどについて解説します。
インパクト投資とは
インパクト投資は、金銭的リターンとポジティブな社会的・環境的インパクトを同時に生み出すことを意図する投資のことです。地球環境や社会の課題解決に取り組む企業や組織、ファンドに投資を行います。
インパクト投資の主な特徴は、次の4つです。
・意図があること
投資を通じて社会的及び環境的なインパクトを生み出すという投資家の意図があること。
・金銭的リターンを目指すこと
社会的なリターンと共に金銭的なリターンを目指すこと。
・広範なアセットクラスを含むこと
多様なアセットクラスでの取り組みであること。
・インパクト評価を行うこと
社会的及び環境的な成果や進捗を定量的・定性的に測定・把握し、投資戦略のマネジメントや報告をすること。
世界中の各地で環境問題、水・食料不足、教育格差、貧困、若年層の失業など、多くの課題に直面しているため、インパクト投資が注目を集めています。
インパクト投資の投資先分野
インパクト投資の主な投資先分野は、以下のとおりです。
・エネルギー
・金融
・住宅
・インフラ
・教育
・森林
・食料・農業
・水・公衆衛生
・製造など
上記のような分野に投資をして、金銭的リターンと社会的・環境的インパクトを同時に生み出します。あらゆるアセットクラスが投資の対象となります。
インパクト投資のメリット
インパクト投資のメリットを知っていると、自分に合った投資方法なのか判断がしやすくなります。そこで、まずはインパクト投資のメリットについて見ていきましょう。
金銭的なリターンだけでなく社会貢献につながる
インパクト投資は、金銭的リターンのみならず環境や社会へのポジティブな変化を生み出すことを目的としています。企業や組織、ファンドなどへの投資を通して、地球環境や社会の課題解決など何らかの社会貢献につながります。
インパクト投資は「お金を稼ぐだけでなく環境問題などの課題解決に取り組みたい」「金銭的リターンだけでなく誰かの助けになりたい」といった方におすすめです。
投資テーマが充実している
インパクト投資は、エネルギーや金融、教育、気候変動、食料、公衆衛生、インフラなど、投資テーマが充実しています。多くの投資テーマの中から、自分が希望するテーマを選択できます。
インパクト投資のデメリット
インパクト投資のデメリットを把握しておくと、リスク管理がしやすくなります。メリットに次いでインパクト投資のデメリットについて見ていきましょう。
海外案件は為替リスクがある
海外案件のインパクト投資をする際は、為替リスクが伴う場合があるので注意が必要です。投資先の運用がうまくいったとしても、為替リスクによって損失が生じることがあります。海外案件に投資をする場合は、為替ヘッジの有無を確認しましょう。
利益が出るとは限らない
一般的な投資同様、インパクト投資は利益が出る場合もあれば、損失が出る場合もあります。「社会貢献はできたが金銭的リターンを得られずに損失が出てしまった」といったリスクがあることを理解しておきましょう。
まとめ
インパクト投資は、社会的・環境的インパクトと金銭的リターンを同時に追求し、地球環境や社会の課題解決に取り組む企業や組織、ファンドに投資を行います。教育や金融、インフラ、食料など投資テーマが充実しており、金銭的なリターンのみならず社会貢献にもつながります。
LENDEXっではまだ取り扱ってはおりませんが、クラウドファンディング投資サービスの中にはインパクト投資を扱っているサービスもあります。
投資に関心のある方は、ぜひインパクト投資を投資先として検討されてみてはいかがでしょうか。
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