LENDEXブログ担当です。
今回のブログでは、日本におけるソーシャルレンディング市場の規模の推移についてお伝えしていきます。
日本のソーシャルレンディング市場規模
日本クラウドファンディング協会の調査による「クラウドファンディング 市場調査報告書」という資料があります。
- この中ではクラウドファンディングは
- 購入型
- 融資型(ソーシャルレンディング)
- 不特法型
- 株式投資型
- 事業型
の5つに分類されています。
購入型は多くの人がイメージする「クラウドファンディング」に最も近いものとなります。
インターネットを通じて幅広い人から少額ずつお金を集め、その資金を元手に事業の展開などを行います。
不特法型はいわゆる不動産投資型クラウドファンディング、株式投資型はベンチャー企業の株を購入できる株式投資型クラウドファンディング、 ファンド型は企業が発行するファンドに対して投資できるクラウドファンディングとなっています。
この中で最も規模が大きいのは、購入型クラウドファンディング市場です。 購入型クラウドファンディングサービスを展開している企業には、株式上場を行っている会社もあります。
まだコロナ禍でクラウドファンディングを通じて資金募集を行う企業が増えたこともあり、2020年は前年比約3倍と大きな市場拡大を見せています。
一方で購入型クラウドファンディングは投資的な性格は小さく、基本的には商品やサービス、コンテンツなど金銭以外のリターンを求めるものとなります。
では、ソーシャルレンディングの市場規模を見てみましょう。
こちらは融資型ソーシャルレンディング市場の募集金額を抜粋したものとなります。
2017年から2018年にかけて数字を大きく伸ばしていますが、その後2019年に前年比約60%まで数字を落とし、2019年、2020年はほぼ横ばいの規模となっています。
この2018年から2019年の数字の下落の理由は、金融庁から行政処分を受け営業を停止するソーシャルレンディングサイトが相次いで現れたことが原因となっていると考えられます。
市場規模の数字は資料に
※下記サイトに掲載されている全案件の金額を、公表データおよびアンケートにより集計【融資型】SBIソーシャルレンディング、クラウドバンク、クラウドクレジット、OwnersBook、Funds、SAMURAI FUND、CAMPFIRE Owners
*maneoは2019年統計まで反映
と記載がされています。
LENDEXの数字は含まれておりません。
ソーシャルレンディング市場規模の展望
先に挙げた日本クラウドファンディング協会調査のデータには当社、またいくつかのソーシャルレンディングサイトの数字が含まれておりません。
そのため、先の資料の規模の数字が必ずしもソーシャルレンディング市場全体の規模の推移と必ずしも一致してはいないことをご了承ください。
一方で、2021年には最大手ソーシャルレンディングサイトの営業停止が発生しています。
その結果、2021年の市場規模は2020年と比べると縮小している可能性が高いと考えられます。
しかしLENDEXにおいては2020年は約59億円、2021年は約95億円とファンド募集金額が大きく伸びております。また2022年の募集規模においても、2021年を上回る金額になると予測されます。
さらに2021年に営業停止した大手ソーシャルレンディングサイトの事業継承するソーシャルレンディングサイトも現れるなど、2022年の市場規模は2021年を全体的に上回るものになると見られます。
日本のソーシャルレンディング市場規模は、2018年までの急拡大していた時とは異なり、ゆったりしたペースにはなりますが、再度拡大していく傾向にあると捉えております。
単純な利回りの高さだけではなく、収益の確実性、担保、運用期間の長短など投資家様のスタイルに合わせて、投資対象の多様化が進み日本のソーシャルレンディングはまた新しい変化を見せています。
まとめ
ソーシャルレンディングの市場規模は2018年までは大きく数字を伸ばしていましたがその後は市場規模を縮小しています。
一方、LENDEXでは毎年順調に募集金額を増やしており、2022年も同様の状況が続いています。
日本クラウドファンディング協会の調査資料にない会社を含めた、日本のソーシャルレンディング市場規模全体はまだまだこれから伸びていくものと思われます。
LENDEXでも、投資家の皆様のニーズに応える、資産運用の手助けになるファンドをこれからもご提供していきます。
ソーシャルレンディング投資に興味のある方は、是非ともLENDEXの口座開設をご検討ください。
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