LENDEXブログの担当です。
今回は、ソーシャルレンディングをはじめとした、さまざまなクラウドファンディングの違いについて説明します。
ソーシャルレンディングの名前は聞いたことがない方でも、『クラウドファンディング』という言葉は聞いたことがあるという人もいるのではないでしょうか?
ソーシャルレンディングはクラウドファンディングの一つであり、別名『融資型クラウドファンディング』と呼ばれます。
では、それぞれのクラウドファンディングにはどのような違いがあるのでしょうか?
クラウドファンディングとは
まずは、クラウドファンディングという言葉の意味について確認しましょう。
インターネットを通じて資金調達を行う仕組み
クラウドファンディングとは、何かしらの目的のために資金を必要とする人がインターネットを通じ、複数の人から少額ずつお金を集めることを指します。
例えば、映画を撮りたい人が制作費を集めるためにファンからお金を募ること、これもクラウドファンディングにおいてよく見られる事例です。
インターネットが発展したからこそ生まれた資金調達の手段だと言えます。
最近では、個人だけではなくメーカーもコアなユーザー向けの商品を開発するためにクラウドファンディングで購入者を募り、商品開発を行うこともあります。
第二種金融商品取引業登録が必要
クラウドファンディングではインターネット上でお金を集めるため、日本において金融関係の事業者登録が必要となります。
インターネット上で資金を集めるためには、金融商品取引業登録の内の一つにあたる第二種金融商品取引業登録が必須です。
そのため、クラウドファンディング事業を運営する事業者は、必ず第二種金融商品取引業登録を行います。
もし、第二種金融商品取引業に登録していない事業者がクラウドファンディング事業を運営していた場合、違法である可能性が高いです。
クラウドファンディングに投資や出資を検討するときは、第二種金融商品取引業登録を行っているかどうかを必ずチェックしてください。
クラウドファンディングの種類には何がある?
クラウドファンディングと一口に言っても、多種多様なものがあります。
それぞれの基本的な違いやメリットをチェックしていきましょう。
クラウドファンディングの種類は、大きく分けて次の5種類に分けることができます。
それぞれの特徴とリターンがどのように異なるのか比較してみてください。
なお、それぞれのクラウドファンディングの種類は、次の項目から詳しく解説していきます。
クラウドファンディングの種類 | 特徴 | リターン | 節税 |
購入型クラウドファンディング | 多種多様な出資先がある | コンテンツや商品 | 不可 |
寄付型クラウドファンディング | ふるさと納税は返礼品がもらえる | 特になし(返礼品) | 可能 |
株式投資型クラウドファンディング | エンジェル節税可能 | 株式 | 可能 |
不動産投資型クラウドファンディング | 不動産運用益を配当 | 金銭 | 不可 |
ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング) | 貸付時の金利を配当 | 金銭 | 不可 |
購入型クラウドファンディング
世間一般で耳にする『クラウドファンディング』と言えば、大抵が『購入型クラウドファンディング』を指します。
特徴
購入型クラウドファンディングは、出資者が商品やサービス、作品などの金銭以外のリターンを得ることを目的として出資するクラウドファンディングです。
そのため、購入型クラウドファンディングの運営サイトでは配当金や分配金などの金銭的なリターンではなく、例えば、「こういった商品を開発するので資金を必要とする」旨の案件が提供されます。
作品のファンや画期的なサービスを望む人にとって利用価値の高いクラウドファンディングです。
メリット
購入型クラウドファンディングで出資を募る側のメリットは、金融機関以外から容易に資金を調達できることです。
返済の義務については募集条件次第ですが、返済を行わなくても良いという条件での募集も可能です。従って、金融機関から資金を調達するよりもリスクが低いです。
一方で、出資する側のメリットとしては、好きな作品やサービスが提供されることにあります。金銭では簡単に得られない対価です。
そのため、クラウドファンディングはファン活動の一環として頻繁に利用されます。
寄付型クラウドファンディングは、自治体やNPOなどの非営利団体に活動資金を援助するクラウドファンディングです。
最近ではふるさと納税が行えるサイトも増えています。
特徴
寄付型クラウドファンディングは『寄付』と表するだけに、基本的にはリターンがありません。感謝の気持ちや寄付金で救われた人こそがリターンです。
ただし、国が推進しているふるさと納税では、寄付金の額に応じて返礼品が贈られるものもあります。自分の故郷や馴染み深い自治体に税金で支援したいという意思を反映できます。メリット
寄付型クラウドファンディングのメリットは、自治体やNPOへの寄付金の一部が非課税になることです。そのため、節税対策のために寄付する人もいます。
また、ふるさと納税には納税者の収入に応じた一定額が非課税になる仕組みがあります。また、自治体からの返礼品というリターンを得ることも可能です。
株式投資型クラウドファンディング
上場前のベンチャー企業の株式を安価で購入できるのが株式投資型クラウドファンディングです。
特徴
一般的に、従業員や出資者以外は上場前の企業の株式を購入できません。
しかし、上場前の企業が株式投資型クラウドファンディングで資金を募集していれば、一般の人でもベンチャー企業の株式を安値の段階で購入できます(一社あたり年間で50万円まで)。メリット
資金を募集するベンチャー企業のメリットは、株式投資型クラウドファンディングを利用すれば金融機関以外に個人から事業資金を集めることができることです。。
返済義務がないため、金融機関から融資を受けにくいベンチャー企業にとって、有益な資金調達手段になります。
投資家側のメリットは、上場前の企業の株式を安価で購入できることです。もし、株を買ったベンチャー企業が上場したときに、莫大な値上がりによる売買益を期待できます。
また、たとえ上場しなくても、M&Aによって株式が高値で譲渡され利益が出ることもあります。株式を保有することで株主優待が受けられることもあります。
投資する会社によってはエンジェル節税ができることもあります。
不動産投資型クラウドファンディング
不動産投資型クラウドファンディングは、不動産会社が一般の投資家から不動産の購入資金を募集するクラウドファンディングです。
特徴
不動産投資型クラウドファンディングでは、不動産会社が自己資本ではなく、多数の投資家から少しずつ集めた資金で不動産を購入します。
不動産会社は購入した不動産を運営し、家賃収入を投資家に配当します。また、転売した際の売却益を投資家に配当します。メリット
不動産会社側にとってのメリットは、自社で資金を用意しなくても不動産を購入できることです。
自社の資金を使わずに売却益や家賃収入が得られます。
投資家のメリットは、一万円や十万円などの少額の資金で不動産投資ができることです。
多額の資金を調達しななくとも、出せる範囲内の資金で不動産投資を行い、配当金という不労所得を毎月得ることができるのです。
また、自社で不動産を運営する手間がかかりません。
さらには、例えば、ホテルを運用する案件に出資すれば、ホテルの宿泊割引券などの優待がつくこともあります。
ソーシャルレンディングもクラウドファンディングの一つ
当社の事業の一つである『ソーシャルレンディング』は、『融資型クラウドファンディング』と呼ばれるクラウドファンディングの一種です。では、どのような特徴を持っているのでしょうか?
特徴
ソーシャルレンディングの場合、最初はソーシャルレンディング会社が事業資金を必要とする会社を探すところから始まります。
次に、その会社に融資するための資金を投資家の皆様から少しずつ集めます。
投資家の皆様から集めたお金は、事業資金を必要とする会社に金利を上乗せして貸し出され、貸し出された際の金利分が投資家の皆様に毎月配当されます。
メリット
ソーシャルレンディングを利用して資金を集める側のメリットは、短期間での資金の調達が可能であり、しかも繰り上げ返済にリスクを伴わないことです。
金融機関から資金を調達する場合よりも金利は高いですが、1営業日~3営業日など非常に短い審査期間で資金の調達ができることから、急に資金が必要となったときにソーシャルレンディングは大きな助けになります
絶好の物件を見つけたときに金融機関での融資が下りるまで待っていては、不動産会社は他の会社に物件を買われてしまうこともあります。そのようなときこそ、ソーシャルレンディングを利用するのです。
投資家の皆様のメリットは、年利3%~10%といった高い配当収入が得られることにあります。
さらには、投資後は銀行に預金するのと同じ感覚で、待っているだけでお金が増えます。不労所得が得られる点もソーシャルレンディングの大きなメリットです。
LENDEXでは年利6~13%という、高利回りの案件を提供。また2万円という少額からの投資も可能となっています。
さらに大半の案件に不動産担保を設定しており、万が一貸倒れが発生した際の投資家の皆様の資産を守る取り組みも行っています。
高利回りで低リスク。
そんな価値ある案件をLENDEXでは、投資家の皆様に提供しております。
まとめ
各種のクラウドファンディングの違いやメリットについておわかりいただけたでしょうか?
インカムゲインが欲しいのであれば、不動産投資型クラウドファンディングがソーシャルレンディングに適しています。
キャピタルゲインを得たい方には株式投資型クラウドファンディングが向いていますし、節税目的であれば寄付型クラウドファンディングが良いでしょう。
購入型クラウドファンディングでは金銭的なリターンではなく、作品やサービスといったコンテンツを対価として得るので、人によっては金銭よりも遥かに大きなリターンが得られるとも言えるでしょう。
ぜひともご自分の求める対価にマッチした種類のクラウドファンディングを利用しましょう。
LENDEXでは高い利回り、2万円からの少額投資、担保設定など投資家の皆様にとってメリットのあるソーシャルレンディング案件を提供しています。
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