LENDEXブログ担当です。
今回は、ソーシャルレンディングがインカムゲインを得るための投資先として、なぜ優れているのか。その点について投資家の皆様に説明します。
インカムゲイン投資とキャピタルゲイン投資の違い
まず、インカムゲインとはどういった特徴を持つ投資なのかについて説明します。
インカムゲイン投資とは
インカムゲイン投資とは、資産を保有することで生まれる利益を目的とした投資を指します。
例えば、不動産投資は所有する不動産を貸し出して収入を得ることができるので、インカムゲイン投資に該当します。
また、株の配当金も株を保有していれば得られるため、インカムゲイン投資に該当します。
FXもスワップ金利目的であれば、インカムゲイン投資と言えます。
ソーシャルレンディングの場合、当社と投資家の皆様で匿名組合契約を結びます。
その匿名組合契約に基づき、投資家の皆様は一定のタイミングで配当金を受け取ることができるため、インカムゲイン投資の一つと言えます。
キャピタルゲイン投資とは
インカムゲイン投資以外の手法として、キャピタルゲイン投資があります。
キャピタルゲイン投資とは、資産となるものを購入し、その後資産を売却することで得られる利益を目的とした投資です。
例えば、株式は購入時の値から値上がりすれば、売却益が確定します。
FXも同様に、自分が購入した相場から変動すれば利益を得ることができます。
また、不動産投資でも、家賃収入目的ではなくて値上がりを目的に物件を購入し、値上がりしたところで売ればこれもキャピタルゲインです。
一方、ソーシャルレンディングは、匿名組合出資契約の権利を他者に譲渡できないのでキャピタルゲイン目的の投資はできません。
インカムゲイン投資のメリット
インカムゲイン投資のメリットは、一定の収益性を確保しやすい点です。
インカムゲイン投資は、資産を活用しその資産から収益を生み出す投資手法です。
売買を繰り返すわけではないため、運用元の資産の金銭的な価値の損失が起こりにくいです。
そのため、資産を所有し続けることができれば、長期間収益を得る事が可能です。
また、自分の労働を伴わないため、時間的な損失が少ないのもメリットだと言えるでしょう。
インカムゲイン投資のデメリット
インカムゲイン投資のデメリットは、ある程度大きな運用資産が必要な点だと言えます。
まとまった資産がないと投資を始めることができませんし、投資を始めたとしてもそれほど大きな収益を得ることができません。
相場の変動により利益を得るわけではないため、一度に大きな利益を獲得することも難しいです。
利回りとしては、年利にして運用資産の10%ほどあれば高いといえます。
短期間で資産を2倍、3倍まで増やしたいという人には向いていないかもしれません。
インカムゲインを得る方法は3種類
では、インカムゲインを得るためにはどうしたら良いのでしょうか?
主に3つの方法があります。
資産を他者に貸し出す
一つ目は、自分が運用している資産を貸し出してその対価を得る方法です。
イメージしやすいのは不動産投資でしょう。
自分が所有するマンションやアパートの部屋を他人に貸し出し、毎月の家賃を支払ってもらうことで定期的な収入を得る方法です。
もちろん、マンションやアパートだけではなく、倉庫や駐車場、テナントビルなどさまざまな不動産が運用対象になります。
金利収入を得る
2つ目はお金を貸して金利を得る方法です。
例えば、ソーシャルレンディングの場合、金利収入から投資家の皆様に配当が行われます。
これもインカムゲインに該当します。
お金を一定期間貸し出し、返済時に金利を上乗せして返してもらうことで収入を得るのです。
貸し出すお金が多ければ多いほど、金利収入は増えます。
権利を貸し出す
3つ目は権利をカスことで収入を得る方法です。
不動産やお金といった資産だけではなく、権利を貸し出して対価を得るインカムゲインもあるのです。
例えば、印税などがそれに該当します。
本の著者は、本を出版する権利を出版社に貸与することで、出版した部数に応じた印税を支払ってもらえます。
その他にも、アニメや漫画などのコンテンツの権利を有する個人や会社は、作品を映像化・商品化する権利を他者に与えることで収入を得ることが可能です。
自分でコンテンツを制作し著作権を所有すれば、著作権収入というインカムゲインを得ることが可能になるのです。
インカムゲインを得られる主な投資方法
ここまで読んできて、インカムゲインが欲しいと思った方もいるのではないでしょうか?
そこで、多少の資金があれば始めやすいインカムゲインを得られる投資手法を紹介しましょう。
ソーシャルレンディング
まずは、LENDEXも提供している投資手法であるソーシャルレンディングです。
ソーシャルレンディングは、投資家の皆様が投資した金額に応じ、一定の割合の配当を毎月お客様にお支払いする仕組みです。
その原資は、事業資金を必要とする会社にお金を貸し出した際の金利です。
当社の案件の利回りは、年利で6%~10%です。
投資した後は、投資家の皆様は作業も不要で、定期的にインカムゲインを得ることができます。
不動産投資型クラウドファンディング
不動産投資型クラウドファンディングは、不動産を購入し、その運用益を投資家の皆様に配当する投資手法です。
これも、最近増えているインカムゲインを得るための手法の一つです。
不動産投資型クラウドファンディングの利回りは、年利にして3%~8%ほどでしょう。
ソーシャルレンディングのような貸金ではなく、実物不動産を運用しているため、売却して担保資金を回収できるというメリットがあります。
投資信託
投資信託は、投資家の皆様からお預かりしたお金を証券会社など投資信託を運営する会社が運用し、運用で得られた利益を配当する投資手法です。
年利は4%~5%といったものが多いでしょう。
運用に失敗すると、損失が発生する可能性があります。
また、損失が発生した場合でも運用手数料などを支払わなければならないデメリットがあります。
FXのスワップ金利
FX (外国為替証拠金取引)では、為替相場の変動により利益を得るだけではなく、通貨間の金利差を利用した金利収入を得ることができます。
例えば、日本円の現在の政策金利は0%未満ですが、米ドルは1.5%となっています。
この2つのペアを所有してるだけで、年利1.5%の金利収入を得ることができるという仕組みです。
ただし、FX は値動きが激しく、金利による収入を得ても、相場の変動でそれ以上の損失が発生するリスクがあります。
J-REIT
J-REIT は不動産投資信託の略称です。
不動産を証券商品化し、 J-REITの運営会社が不動産を運用し、生まれた利益を 購入した投資家に年2回など定期的に配当する仕組みです。
また、証券化されているために相場の値動きが発生するため、売買益を得ることも可能です。
インカムゲインとキャピタルゲインの両方を得ることが可能ですが、2020年2月~3月のコロナショック下では、わずか一ヶ月で相場が50%も下がるなどリスクも小さくなく、相場の変動に気を配っておく必要があります。
不動産投資
不動産投資は、マンションやアパートなどの不動産を購入しそれを他者に貸したりして家賃収入を得る投資手法です。
貸し出している期間は、毎月家賃収入が入ってくるメリットがあります。
また、居住用不動産に限った話ですが、家賃相場は不況下でも大きな変動は見られないため、収入が上下しにくいメリットがあります。
ただし、人口が減っているエリアでは不動産そのものの需要が縮小しています。
また、不動産投資を始めるためには数千万円規模のお金が必要となるため、誰でもかんたんに始められるわけではありません。
小規模不動産投資
マンションやアパートを購入する不動産投資だけではなく、最近増えているのがトランクルームやコインロッカーなどの小規模な不動産投資です。
直接自分で土地や建物を購入するのではなく、土地を使う権利を借り、そこにトランクルームやコインロッカーなどを設置して収入を得るという方法です。
運営できる立地はある程度限定されますが、必要資金の小ささから多くの人から注目を集めています。
国債
国が発行する債券を購入するのが国債です。
年利は0.1%程度ですが、国が発行しているという信用性の高さにより幅広い世代に人気があります。
ただし、利益は小さいため、大きな資金を運用できる人でないとあまりメリットを感じられないでしょう。
社債
社債は、会社が事業の運営資金を得るために発行する債券です。
運営元の信用性は国債には劣りますが、年利は1%~2%が多く、国債よりも利回りが高いことが魅力です。
大企業が発行する社債は倒産リスクが低いため、投資対象として人気があります。
ソーシャルレンディングがインカムゲインを得るのに適している3つの理由
それでは、どうしてソーシャルレンディングがインカムゲインを得るための投資手法として適しているのでしょうか?
理由を3つ説明します。
少額から投資できるから
当社を始め、ソーシャルレンディングサイト各社では最低投資金額として10万円以下の金額を定めている会社が多いです。
インカムゲインを得るために必要な資金が小さいため、多くの方にとって投資を始めやすくなっています。
手持ちの僅かな資金から投資を始め、コツコツと少しずつ投資してことで将来的に大きな資産形成につなげられる点は、ソーシャルレンディングの長所だと言えるでしょう。
運用の手間がかからないから
不動産投資でインカムゲインを得るには、自分が所有する不動産を借りてくれる賃借人を探し、賃貸借契約を結ばなければなりません。
また、賃借人が退去してしまうと家賃収入はなくなってしまいますし、物件を常に貸せる状態するためにはランニングコストがかかります。
ソーシャルレンディングは、投資後に投資家の皆様に作業をしてもらうことはほとんどありません。
毎月配当金が振り込まれるのを待つだけです。
投資後の作業がほぼいらないという点も、インカムゲイン投資として優れているポイントの一つだと言えます。
運用期間が定められているから
不動産を現金化するには、買主を探し契約を結び必要があるため、1ヶ月や2ヶ月程度の時間がかかってしまいます。
任意のタイミングで売却自体はできますが、売却活動に大きな時間がかかるのが一つのリスクとなってきます。
そのため、緊急時の資金調達手段として使いにくい側面があります。
一方、ソーシャルレンディングは、権利の売却はできませんが、一定の運用期間が定められているので自分がどの程度の収入を得ることができ、どのタイミングで投資元本が戻るか把握しやすいです。
収支の計算や資金計画をしやすいことも、ソーシャルレンディングのメリットの一つと言えるでしょう。
収益性が高めの案件がある
投資である以上、まずは利回りを重視したいという投資家の方もいらっしゃるでしょう。
例えば不動産投資の場合、手堅いと言われる都心のマンションを運用した場合、利回りは年利4%~5%です。
経費や税金を引けば、手元に残るのは運用額の3%程度ということもあります。
一方でソーシャルレンディングの場合、当社では6%から10%という高めの利回りを提供しています。
ここから税金は引かれますが、確定申告をすれば戻ってくることもありますし、運用のための経費がほとんどかかりません。
不動産投資と比べれば同じ資金を投資しても、2倍近い収益を得ることも不可能ではないのです。
それでいて運用の手間がかかることはないですし、2万円の少額から始められます。
だからこそ、インカムゲイン投資を始めたい投資家の皆様には大変向いていると、お勧めできる自信があります。
ソーシャルレンディングに投資する際に注意したいこと
ソーシャルレンディング投資はインカムゲイン対象として優れている面がありますが、デメリットがないわけでもありません。
運用中のキャンセルができない
ソーシャルレンディングは、案件の運用期間中のキャンセルをすることができません。
また、匿名組合契約も売買することができません。
任意のタイミングで現金化ができないという点は、一つのリスクとしてきちんと把握しておいていただきたいポイントです。
早期償還がある
ソーシャルレンディングはあらかじめ運用期間が定められていますが、実際は債権者からの早期償還が起こることも非常に多いです。
当社においても、債務者の不動産会社様からの早期の返済は頻繁に行われています。
必ずしも一定の期間において、当初想定した収入が得られるというわけではありません。
早期償還が発生した場合は、速やかに別の案件に再投資していただいた方が運用効率が高いため、当社では再投資先も豊富に用意できるよう取り組んでいます。
元本損失の可能性がある
ソーシャルレンディングは、投資家の皆様から借りたお金を、事業資金を必要とする事業者に貸し出します。
つまり貸金であるため、必ずしも満額が返済されないこともあり得ます。
当社では、多くの案件において不動産担保を設定しています。
しかし、最近は短期運用を前提に無担保有保証案件も増えています。
貸金だからこその元本損失のリスクがあることもご承知おきください。
担保や保証のない案件もある
ソーシャルレンディング投資を行う際には、元本損失リスクを避けるために、担保や保証がある案件を選びたいものです。
当社では基本的に不動産担保設定をしており、不動産担保がない案件は融資先の企業の代表者による連帯保証を設定しています。
そして、公正証書を取ることで、資産回収性を高めています。
しかし、すべてのソーシャルレンディングサイト、ソーシャルレンディング案件で担保や保証が設定されているわけではありません。
案件によっては担保や保証のない案件もあるため、投資する際には資産回収性を高めるための資産保全策について詳しくチェックする癖をつけましょう。
インカムゲインを得たい方におすすめのLENDEX案件
当社では、インカムゲインを得たい投資家の皆様におすすめできる案件を多数用意しています。
その中でも特に自信を持って提供している案件を紹介します。
不動産担保ローンファンド
当社において、最も多く投資家の皆様に提供している案件が「不動産担保ローンファンド」です。
投資家の皆様から集めたお金を不動産会社へ融資する案件です。
融資を受けた不動産会社は、借りた資金で不動産を取得します。
取得する不動産を担保に設定しているため、万が一貸し倒れ起きた時には担保不動産を売却することで資金を回収できます。
それでも、購入する不動産の市場価値が貸したお金の金額より小さい場合、資金の満額を回収できないリスクがあります。
そこで、当社では自社基準の査定を行うとともに、不動産鑑定士や第三者である不動産会社の担保不動産の価格査定を依頼します。
そして、その2つの査定から査定金額の低い方を採用し、その80%の金額までしか融資を行いません。
このような二重の対策を行うことで、貸付したお金の満額を回収できる可能性を高めています。
これまで一度も貸し倒れや返済遅延は起きたことがありませんが、万が一の備えもしっかりしています。
だからこそ、投資家の皆様には不動産担保ローンファンドを推薦させていただきます。
RIZINファンド
格闘技イベント RIZIN の運営資金を融資する「RIZINファンド」も特におすすめさせて頂きたい案件の一つです。
RIZINの運営元である株式会社ドリームファクトリーワールドワイド社(DFW社)に融資を行う案件です。
実は、この案件は担保も保証も設定されていません。
それでいてなぜおすすめできるのでしょうか?
それは、融資先の会社名が公開されていること、その融資先の会社の社会的な知名度が高いからです。
RIZINを運営するDFW社は、この案件で資金募集を行っていると、世間に対し「当社は資金調達をソーシャルレンディングで行っています」と公開していることになります。
もしこの案件でDFW社が返済できない場合、DFW 社の取引先などに資金を返済する資産がないことが公になってしまうのです。
そうなると、DFW社としては今後資金調達がしにくくなり、RIZINの大会運営にも支障をきたします。
そのような事態を避けるために、DFW社は何としても満額返済を行おうと努力してくれるのです。
また、RIZINは大会がテレビ放送されていますから、放映権料収入やグッズ売上収入など一定の収入は確保されます。
そのため、融資したお金がまったく返ってこないという最悪の事態は避けやすいです。
つまり保証や担保はなくても、貸し倒れリスクが低いのです。
まとめ
ソーシャルレンディングは少額から投資家可能であり、投資家様本人に行っていただく必要もないため、インカムゲインを得るための投資手法として優れていると言えます。
ただし、貸金時の金利収入を目的とした投資であるため、貸金ならではのリスクもあります。
当社では、投資家の皆様の資産を守っていくために、貸金時には担保や代表者連帯保証を設定しています。
もし当社に興味を持って頂いた方は、以下のリンク先からLENDEXのことをよく知り、投資を検討いただければと思います。