LENDEXブログ担当です。
今回は投資家の皆さまが、案件を選ぶ時に関心を持つことが多い、配当利回りについて解説いたします。
ソーシャルレンディングの配当利回りは、徐々に低下傾向にあると言われています。
実際に利回りは低下しているのか、その内容を確認していきましょう。
1.LENDEXの配当利回り
まず当社の利回りです。
こちらの画像は2021年5月の募集案件です。
配当利回りは年利で7~8.5%、貸付金利は9~13%です。
こちらは2019年12月の募集案件です。
利回りが担保付き案件で6~8%、貸付金利は10~13%です。
担保なし保証付き案件では最大11.5%となります。
この2つの画像を比較すると分かる通り、2021年は利回り10%を超える案件は稀となっています。利回り6%の案件は、24ヶ月運用案件として、2021年5月時点でも運用中です。
利回りの低い案件(貸付金利の低い案件)は融資を受けた側の負担も低いため、早期償還が起こりにくく、長期配当が行われる傾向にあります。
配当利回りは不動産担保付案件では大きくは変わっていませんが、ローンファンドのように担保なし保証付案件では低下傾向にあることが、お分かり頂けると思います。
貸付金利も配当金利の低下と比例して、やや低下傾向にあります。
貸付金利が低下しているということは、融資を受けた事業者の返済リスクが低下していることになります。
つまり、貸付金利を下げて返済がきちんと行われるように返済リスクを下げているのです。
2.他社の動向
2021年上半期の状況を見ると、配当利回りが年利1%~4%前後の利回りの低い案件が増えていると感じます。
ただし、利回りは低下傾向でも、投資家の方への情報公開、そして各社様とも入念な資産保全対策を行っています。日本のソーシャルレンディング市場全体で、低い利回りによるローリスク・ローリターン化が進行していると言えそうです。
2~3年前までは、ソーシャルレンディングと言うと利回り重視のサイトが多く、その結果営業停止に至ったサイトも数多くありました。
現在は各ソーシャルレンディングサイトが投資家に対してどのような価値を生み出していくのか、という考えに違いがあるようです。ソーシャルレンディングサイトそれぞれの個性が生まれてきていることは、ソーシャルレンディング業界にとっても喜ばしいものだと考えられます。
3.他のインカムゲイン投資との比較
ソーシャルソーシャルレンディングと、他のインカムゲインの利回りを比較します。
不動産クラウドファンディングは、ソーシャルレンディングと比して利回りは徐々に上昇傾向にあるものと感じられます。
利回り2%台の案件もありますが、5~6%の案件もあります。中には10%を超える案件を提供する会社もあります。
不動産投資型クラウドファンディングは、ローリスク・ローリターン案件中心だったのが、高利回り案件が増え、案件の種類が豊富になっています。
一方、配当利回りが大きく変化していないのは株式配当や J REIT です。株式配当は東証一部上場企業平均で年利2%弱、 J-REIT は3%前後といったところです。
こういった歴史のあるインカムゲイン投資に比べると、ソーシャルレンディングの利回りはまだまだ高く、収益性を求める投資家にとっては利用する価値がある投資手法ではないでしょうか。
もちろん流動性や資産保全性、情報開示の面では大きく異なっているので投資家の皆様に置かれましては、投資先ごとの特性を理解し分散投資を心がけていただければと思います。
投資はひとつの籠(投資先)にすべての資産を投入してしまうと、問題が起きた時に、籠の中に入っている資産全てが損失を負うことになります。
リスクを避けて着実に資産を形成させていくためには、様々な籠(投資先)に自分の資産を分けて投資を行い、被害が発生した時の損失を抑えることが大切です。そういった投資先の一つとして、一定の収益性を得やすいLENDEXのソーシャルレンディング案件への投資をご検討いただければ幸いです。
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