ソーシャルレンディング会社LENDEXと申します。
当社では、投資家の方、特に初心者の方にソーシャルレンディングを知っていただくための情報を、定期的に発信していきたいと思います。
ソーシャルレンディングへの投資を検討している方は、お読みいただけますと幸いです。
第1回目ですが、まず基本中の基本となる
「ソーシャルレンディングとはどういった投資であるのか」をご説明できればと思います。
1.ソーシャルレンディングとはインターネットを介して投資したい人とお金を借りたい会社を結びつけるもの
世の中にはいろいろな投資の方法があります。
例えば株式投資の場合、上場した企業が発行する株を購入し、株の値段が上がれば利益が出ます。
1,000円で買った株が1,500円で売れれば、500円の利益が出ます。
このように相場の変動による売買で利益を目指す投資を、キャピタルゲインと言います。
また株式投資の場合、発行する企業の黒字が出れば、利益の一部が配当されるという、配当金収入もあります。
株の場合、株の値上がりと配当金で二つの利益が狙えるわけですね。
ではソーシャルレンディングの場合どこから利益が出ているのでしょうか?
それは、お金を貸し付けした時の金利です。
例えば、当社がお金を貸す時には、金利を上乗せします。
1,000万円を集めた時、お金を必要とする会社に10%の金利を乗せていれば、返してもらう時には1,100万円になって戻ってきます。
その100万円の金利が投資家の方に配当されるのです。
ソーシャルレンディングは、貸金で利益を出す投資手法
ソーシャルレンディングの仕組みは比較的シンプルです。
当社は「少額でもいいのでお金を貸して利益を得たい」と考える投資家様と、「少し金利が高くても自由に使えるお金が必要だ」と考える企業の方を結びつける役割をもちます。
LENDEXとしては、そういった企業様を探し、募集条件を企業様と相談の上で
「インターネット上で今2,000万円の企業お金を必要としている企業があります。
この案件に投資すれば、投資家の方は想定年利で8%の利益を得ることができます」
という内容で募集を行うのです。
当社の場合、最低投資金額2万円から投資できるので、投資家の皆様はその募集を見てご自分の資産内で投資できる範囲で、お金を投資していただきます。
そして2,000万円集まったところで、当社が貸金業法に則り、事業資金を募集している企業様にお貸しするのです。
またお金を貸すときには、金銭消費貸借契約を結び、
「金利を何パーセント上乗せして、何日後に返済してください」と取り決めます。
そして契約では、もしお金を返せなくなった時のための保証や担保も設定します(保証や担保なしの場合もあります)。
お金を借りた会社は融資を受けた資金を使い、事業を展開し利益を出すことを目指します。
当社がお金を貸している企業様の事業例です。
・不動産を購入し、その不動産の家賃収入の一部を投資家様の配当とする
・不動産を売却して、売却益の一部を投資様に配当する
投資家の皆様はお金を貸すだけで、当社が設定した金利に応じた配当金を毎月受け取ることが可能です。
また、ソーシャルレンディング会社は貸付するときに一定の営業者報酬を上乗せして融資します。
例えば、こちらの案件をご覧ください。
この案件には貸付金利と投資家の皆様への配当金、そして当社の営業者報酬が掲載されています。
https://lendex.jp/main/fund_detail/143
2億円の資金募集を行っており、貸付金利は10%です。
つまり、2億円を貸しますが、最終的に2億2,000万円にして返済してくださいという契約を結んでいます。
そして金利の2,000万円のうち、1,600万円は投資家様への配当であり、LENDEXは400万円を受け取る形になります。
ソーシャルレンディングは、こういったお金の流れで運用されているのです。
貸付を行う金額が増えれば増えるほど、当社の営業者報酬の金額も増えます。
2.ソーシャルレンディングの運用を行うために必要な登録
ソーシャルレンディングはインターネットでお金を集めたお金を企業様に貸し付けします。
この二つの事業を行うためには、各機関への登録が必要となります。
当社の会社概要をご覧ください。
https://lendex.jp/main/company
このような記載があることがおわかりになると思います。
当社では、第二種金融商品取引業登録および貸金業登録を行っています。
第二種金融商品取引業登録とは、分かりやすく言えば
「インターネット上でお金を集める」事業を行うために必要な事業者登録です。
また貸金業登録とは、その名前の通りお金を貸す営業活動のために必要な登録です。
ソーシャルレンディング事業を行う際には、必ずこの二つの登録が必要です。
当社は、1社だけでこの二つの事業者登録の両方を行っておりますので大変スムーズに案件の組成と貸付を行うことが可能です。
他のソーシャルレンディング会社様の場合、親会社が第二種金融商品登録を行い、子会社が貸金業登録を行っている場合もあります。
この場合、親会社がお金を集め、そして一旦子会社に融資を行います。
子会社への融資であれば、貸金業登録が必要ありません。
そして貸金業登録を行っている子会社が、資金を必要とする事業者に融資をするのです。
ただしこの融資スキームは、あくまで日本国内の法律に則った運用ですので、海外で運用されているソーシャルレンディング案件に関しては、また別のスキームで運用されているケースもあります。
3.2019年3月に匿名化解除が行われ、融資先の名前を出せるように
ソーシャルレンディングの法関連の変更で、最も大きな変更が2019年3月に金融庁財務局から発された匿名化の解除方針です。
2019年3月まで、ソーシャルレンディング会社は融資先の会社の名前を明らかにすることができませんでした。
それはなぜでしょうか?
仮に、融資先の会社の名前を開示してしまうと、投資家の皆様が直接融資を受けた会社に返済の請求を行ってしまうことがあるからです。
貸金業法において、資金の返済を請求できるのは、貸金業登録を行っている会社だけです。
しかしソーシャルレンディングで融資先の会社名が明らかになっていると、仮に貸し倒れが起きたとき、投資家の皆様が、直接融資を受けた会社に対して「お金を返せ」と訪問する事態が発生しかねません。
それを避けるために、金融庁は匿名化を徹底していました。
しかし、匿名化が行われた結果、返済遅延が多発したことにより、金融庁もこの事態を重く見て匿名化解除に踏み切ったのです。
もちろん匿名化が解除されたと言って、貸金業登録を行っていない個人がお金の返済を迫ることは違法です。
そのため、直接請求を行わないことを利用規約に掲示した上で、ソーシャルレンディングでも融資先の会社名の開示が行われるようになりました。
ソーシャルレンディングが日本に生まれたのが2008年。
誕生から10年以上が経過し、その市場規模は2千億円に迫ると言われるほど成長しています。
市場の成長に伴い法整備も徐々に進んでおり、多くの方々に投資を行なっていただけるようになりました。
しかしまだまだ、株式投資やFXなどと比べて、ソーシャルレンディング投資の市場規模は小さく、一般の方への認知度は低いものがあります。
今後も法整備が進んでいくことで、より健全な投資をしてソーシャルレンディングがより多くの方に親しんでもらえることを当社としても望んでいます。
ソーシャルレンディングに興味を持たれた方は、是非LENDEXのホームページもご覧ください。